先日、放送された「NHKスペシャル』を見た
イスラエルのガサ地区での様子を 市民レベルまで掘り下げて取材された番組だ。
憎しみと報復の連鎖・・・としか、言いようがない。
掛ける言葉がない。
まるで出口が見えない。
これでは国の指導者が「停戦」を唱えたら、暗殺されかねないのではないだろうか?
今から80年前
日本はアメリカに敗れた後、こんなにはならなかった。
『日米戦争と戦後日本』
(五百旗頭 真 )によれば
日本に対する戦後処理も
一歩間違っていたら、大きな禍根が残り、今日のようにはならなかったかもしれない。
80年前.日本に対して厳しい措置を求める意見もアメリカには多数あった。
占領国による日本の分割統治。
公用語としての日本語の廃止。
天皇制の廃止。
まさに日本民族の解体・・、
しかし、日本民族がユダヤ人のように強いアイデンティティを持ったまま、全世界に分散してしまうことへの危険性を配慮したようだ。
本当に危なかったと思う。
もし、天皇制が廃止され、
日本が分割されてしまっていたら・・・日本人はどうなっていただろう。
イスラエルとハマスの対立はもう泥試合。
小さな子どもや女性には至るまで,互いを憎しみ合っている。
『正義と悪の戦い』
『光と闇の戦い』なんて叫んでいる。
これでは いつ核兵器が使用されてもおかしくはないのではないだろうか?
私たちは第三次世界大戦の入り口を見ているのではないだろうか?
何年か前にテレビでもこの地区のことを取り上げたことがあった。
確かNHKの高校生向けの番組だったと思う。
民族・宗教が違っても、子どもたちは 同じ学校・教室で仲良く授業を受けていた。