太平洋戦争
今の私たちの常識で考えるならば
ありえない無謀な戦争にしか見えない
どうして
日本はそんな戦争を仕掛けてしまったのか?
『戦中派不戦日記』山田風太郎
・・・では、こんなことが書いている
「・・・みんな『騙された』と言っているけれど、誰も『騙した人』が見当たらない」
日本にはヒトラーやムッソリーニに当たる政治家はいなかったように見える・・・それなら
誰が戦争へ日本を引きずりこんだのか?
『それでも日本人は戦争を選んだ』加藤陽子
では 熱河事変が陸軍が暴走するターニングポイントだったのではないかと指摘する
昭和天皇『拝謁記』では
張作霖爆殺事件を罰することが出来なかったらことが
陸軍の暴走を許すことになった・・・という
では、どうして陸軍は暴走してしまったのか?
長年の疑問だった
それを解明しないことには
「戦争を反省」なんて
出来ないのではないだろうか?
緒方貞子さんの著者に
そのヒントがあった。
現場の陸軍の将校たちが
どうして『暴走』したのか?
私は日本が太平洋戦争に進んでしまった原因は
ボトムアップ式の意思決定日本あったと思う。
満州で判断を仰いだ現場の将校らに対して、
陸軍の上層部は明確に指示を与えなかった。
その結果、現場では現場の判断で行動・・・暴走したのである。
その流れを
昭和天皇は『勢い』と呼んだ。
日本全体が『勢い』に流され、明確なビジョンも持たないままに流されてしまったように見える。
だから日本にはヒットラーのような国民を扇動する指導者はいなかったのではないだろうか。
日本では トップは細かいことを言わず、どんと構えている方が良い・・・という雰囲気がある。
確かにその方が上手くおさまることは多い。
趣味の集まりや
学校、町内会などは 皆で仲良くすることが求められると思うから
組織のトップは強い権限で組織をまとめるよりは
皆で仲良くするための
雰囲気づくりをすることが求められるだろう。
このような組織では
トップダウンよりは
ボトムアップの意思決定の方がうまくいくと思う。
しかし、色々な考えの人が集まって運営する大きな組織がそれで良いのだろうか?
私が以前 勤務していた会社はまさにボトムアップ式の意思決定の会社だった。
社員は仲が良く、居心地は良かったけれど・・・
世の中の変化に対応出来ず、今は商社の子会社になってしまった。
世の中が平和で
何も変化がなければ
決められたことを繰り返すことが大切で
ボトムアップ式の組織でも問題はないだろう。
でも今はそんな世の中ではないことは明らかだ。
日本にはまともな野党がないと思う。
