
曇っている夜だったけど、仕事が終わってから時間が取れたので山へ向かった。
どうしても29Pの変化が見たかったから。
現地に着いてみると、雲に濃淡が見える。
まずは機材を組み立ててチャンスを待つ。
北極星が見えないから、セッティングが出来ない。
そもそも星が見えてないからピントも出せない。
ラジオを聴きながら、ぎょしゃ座付近の空をぼーっと眺めて、待つこと3時間あまり。
期待通り、雲が切れて星空が見えてきた。
極軸とピントを十分に追い込めないまま、レンズヲ向ける。
600ミリの望遠レンズをテレコン付けて1200に伸ばす。
屈折系の望遠レンズは長い焦点距離ほど像は甘くなって、本来なら天体撮影には不向きだ。
しかも開放でもF8と暗い。
ただ、デジタルカメラはフィルムと違って相反則不軌がないため、露出した分だけ写ってくれる。
現像も要らない。
おかげさまでこんなにお手軽に彗星を撮影することが出来る。
他の彗星も撮影したくなって
レンズを向けたが、時既に遅く 東の空は薄明で明るくなっていた。

残念、ここまで‼︎