
太陽フレアの観測はアマチュア天文家の活動分野にはなり得ない・・・と考えるのが普通だ。
2018年のカルチャーラジオでは 面白いお話が聞けたように思う。
講師の片岡龍峰先生のお話は私には難解なところも多かったが、「太陽黒点が歴史に落とす影」は 過去の現象を調べる話だった。
昔の記録、本、古文書などから 過去の地球の気象現象の変化を抽出して、今日の視点で研究するというのは
これは私たちアマチュア天文家でも 可能なテーマではないだろうか。
江戸時代は公の文書・記録はもちろんのこと、地方在住の庶民まで詳細な記録を残している。
例えば新潟県だと、『北越雪譜』が有名だ。
ところが、郷土史研究をされている方々は必ずしも天文知識がない。
事実、私が調べただけでも『北越雪譜』の研究者でも見落としている気象現象が見つかった。

他の県にも 『北越雪譜』のような本はあるんだろうか?
これは天文学者の方々だけでは 調べきれない分野だと思う。
私たち、アマチュア天文家の自由研究の出番かもしれない。