

3月7日
河井継之助記念館の講演会
一昨年末、館長の稲川明雄先生が急逝されてから、暫く中断していた講演会が久しぶりに開催された。
今回の講師の先生は 安藤一彌先生。
北越戊辰戦争の伝承館の館長でもある。
戊辰戦争といえば、武士と武士の戦闘が中心だったと思われるが、実際には農民も様々な形で動員されていた。
御用金、食料から 人夫、道案内まで。
武士同様に戦闘の最前線に立つのだから、流れ弾によって命を落とすこともあり、農民にとっても厳しい負担になっていた。
興味深いのは 地元の農民に対する薩摩・長州らの対応だ。
昔ながらのやり方で、地元の農民から食料を奪っていた長岡藩の侍たち。
逆に地元の農民に謝礼を置いていく薩摩・長州軍。
当時、人口の大半を占めていた農民たちの気持ちはどうだっただろうか?
地元の村々でも、薩摩・長州に加担した村々と、長岡藩の支配下で戦闘に参加させられた村々とでは
その後の遺恨にも差があったそうだ。
これまで武士の視点でしか
語られなかった戊辰戦争。
農民たちの視点から
振り返るのも興味深いと思う。
余談だが、私の実家のある新潟市付近では
長岡とは少し様子が違っていたらしい。
戦闘がなかった地域では
薩摩・長州は必ずしも地元の農民たちのご機嫌をとる必要はなかったからだ。