
今から50年前、アルミサッシの普及から、日本の住宅の気密性は格段に向上して、家の中は暖かくなった。
しかし、それは同時に様々な予想外の弊害をもたらした。
建築材料や塗料・接着剤などに含まれる揮発性有機化合物、ダニや花粉、ハウスダストなどによるアレルギーなどだ。
シックハウス症候群として、20年前には社会問題にもなった。
その反省から、法律は改正されて、業者も材料や施工に十分な注意とコストをかけるようになった。
建築材料などに含まれる揮発性有機化合物は法律の改正により、許容される基準が厳しくなり、
熱を無駄に捨てない計画換気などによって、健康への配慮、省エネへの配慮は格段の進歩を遂げた・・・と考えられる。
しかし、計画換気とは家の中で空気を循環させることで、熱量を屋外にも極力無駄に捨てないシステムでもある。
これは家の外からの花粉などの侵入は防げでも、家族の誰かがウィルスに感染している場合には 全く防ぎようがないシステムでもあるのだ。
これは当時の想定を超えていたと思われる。
これは一部の特定の業者の粗悪な工法ではなく、公的機関のお墨付きの工法であり、北海道に限らず、北日本、寒冷地仕様の住宅に当たり前に採用されている換気システムである。
従って、家の外・・.飲食店などでの営業自粛は 北海道の冬場における感染拡大の防止には必ずしも意味をなさない。
北海道での感染拡大を防ぐためには
計画換気ではなく、部屋ごとの換気を徹底することが必要だ。
ただし、北海道で窓を開けて換気すると、冷気が入ってくるだろう。
北海道の人は本州の人に比べて、部屋の暖房温度を高くする傾向がある。
真冬の北海道では 暖房の効いた部屋の中で 半袖姿の軽装で、冷たいものを食べる習慣眼視ある。
これはとても悪い習慣だ。
省エネに逆行している。
換気がわるい。
せめて、本州並みの室内温度にして生活することを
覚悟して、窓を開ける換気を冬場も行う必要がある。
いくら夜のススキノを規制しても、家庭でこれまでのような生活をしていたら、新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐことは出来ないと思う。
各家庭では本州並みの室内温度に暖房温度を下げる覚悟で、窓を開ける。
人が大勢集まる施設でも 循環型の計画換気ではなく、外とダイレクトに換気出来るような配慮が必要だ。
可能ならばウィルスの除去が出来る空気清浄機もいいかもしれない。
まずは北海道の人たちのライフスタイルを改める意識改革が必要だ。