
2020年、秋 公開予定の映画
「峠・最後のサムライ」
その完成記念講演会に参加してきた
幕末の長岡藩は 小藩でマイナーな存在、
薩摩長州に比べるのはもちろんのこと、会津に比べても小藩で存在感は薄い。
そもそも、司馬遼太郎は どうして知名度が低い 長岡藩の河井継之助を主人公とした小説を書かれたのか?
「峠」は 司馬遼太郎作品の中ではベスト5に入るほどの人気作品にも関わらず、まだ大河ドラマにはなっていない。
監督の小泉堯史さんは どうして「峠」の映画を作ろうと思ったのか?
様々な疑問が 浮かび上がる。
河井は 決してわかりやすい人間ではない。
地元長岡でも 評価が分かれている。
決して単純な地域の英雄ではない。
しかし
戊辰戦争で街は焼けてしまったが、そこから多くの人材が生まれた。
これが長岡の特徴だ。
河井の想いは 死後も受け継がれ、今も私たちに中に生きている。
私たちと今は 多くの先人たちの犠牲の上に存在している。
幕末の長岡の人々が 何を思い、何を考えて 戊辰戦争に巻き込まれていったのか、
映画を見て 子どもたちと語り合いたいと思う。