息子に 新人アルバイトの教育を任せてみた。

息子は昨年就職したが半年で退職。
今は私のところで働いているが、再び同じ業界の別の企業への就職が決まっている。
私のところを離れるまでの間、後任の新人アルバイトの教育を任せてみた。
彼には自分自身が上手くいかなかった失敗経験がある。

相手は息子よりも一回り年上の留学生。
スリランカ出身の男性だ。
息子は2年前にインド・スリランカに旅行したことがあるので、その点でも息子が今回の教育係に最適だと思った。

この件に限らず、私自身が熱くなって 新人アルバイトを教育しても必ずしも上手くいかない。
むしろ現場のスタッフを信じて、任せる方が結果的に上手くいくように思える。

息子から 新人アルバイトの教育のやり方について、彼の考え方・やり方を聴いているうちに、有名な菜根譚の考え方を随所に取り入れていることに気がついた。

菜根譚を愛読していたとされる渋沢栄一や田中角栄の語録にも 同じような内容の記述があ立たように記憶している。

もちろん息子は 菜根譚はもちろん、田中角栄語録などすら読んだことはない。

おそらく、他にも似たような考え方があって、それが知らず知らずのうちに息子にも吸収されていたのだろう。

僅か半年で 前職を辞めたことも 今となっては彼にはなんらかの得るところがあったのかもしれない。

息子を信じて任せて良かった。