流宮書斎【別館】 -4ページ目

流宮書斎【別館】

自分用の読書メモとなっております。

公共図書館活用中。

流宮では近ごろ主に積ん読。。。

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落語を題材にした、軽いミステリ調の短編集。青春小説、なのかな。


金髪トサカ頭の竜司が、もと噺家である教師に引き摺られ、大酒呑みの大師匠・笑酔亭梅寿のもとへ無理やり弟子入りさせられる、ところから始まる冒頭。
話のテンポのよさで、さくさく読み進められます。

会話が主体で軽めの文章ではあるものの、題材を落語からとっているのでひとつひとつの話がしっかりしてます。

各章に月亭八天さんが一頁の解説(エッセイ?)を挟んでくれているので、本歌の落語を知らなくてもするりと読めます。


落語の題材を現代の事件に絡めて・・・というと、思い浮かぶのがドラマ『タイガー&ドラゴン』。まぁまさにそれ、というイメージで間違いないのですが。どちらかがどちらかをリスペクトして、ということはなさそうですね。

本歌どり、という手法は昔からあるものなので、こういうお話、他にも沢山ありそうねー。


しかしこの装丁。

ナツイチだから、これで手にとるヒトも多いのだろうけど。

よくも悪くも、ちょっと新鮮な感じですな。

・・・でも今夏は、『人間失格』が例の表紙(イラスト:小畑健)で品切れ続出したからなぁ。

表紙のインパクトと手軽さというのもやっぱり大事なのよね。

こういうトコロから落語やら、古典文学やらに無理なく入れるのは、良いことかなぁとは思うけどねー。

(なんつって自分も表紙のインパクトで手にとったクセに/笑)


≪集英社文庫≫347P

ISBN:978-4-08-746074-2

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これもなにかっちゃ読み直してしまう本の一冊です。

おもちゃ作家である杉山氏が、 息子さんの隆くんにまじめにインタビューするのです。

1年に一度、3歳から10歳まで。

いわゆる子どもインタビューではなくて、ちゃんとひとりの人、としてのインタビューで。

もちろん、3歳のお子さまですからまともな会話にならなかったりもするのだけど、

これがなかなか、不意に目から鱗なことばや思想が飛び出したりするのです。

オトナのフィルターを通さず世の中をみると、あぁこんなにシンプルなのか、とか。

あぁそんなに不条理なんだ、とか。

子どもってすごいよー、すっごいトコまで見て考えてるのよー。


1年毎の会話なので、隆くんの成長ぶりも目に見えるようで、

家族になったような気分で、次の年次の年と、楽しみに読み進められます。


いつか自分に子どもが出来たなら、こういう試みをしてみたいものだ、と思います。

・・・実際は、育児におわれて意識の隅においやられちゃうんだろうなー。

親としても子どもとしても(いやもういいオトナなのですが汗)、こういう余裕、もっていたいものですねー。


≪新潮社 OH!文庫≫235P

ISBN:978-4-10-290026-0