「ウチの上の子(ジャック・ラッセル)が16歳なんですが今、死の淵にいるんです。糖尿病を患っていて更に併発して多臓器不全になって・・獣医さんは手術しても完治は難しいだろうと。今は毎日通院して点滴でもたせてます。あの子が苦しそうにしてるのが辛くて見てられません・・。一か八かでも手術すべきでしょうか?」

俺は言った
「大変酷なことを申しますが・・僕なら手術はしません!
なぜなら16歳という高齢ではおそらく全身麻酔に耐えられないでしょう。仮に耐えられて手術できたとしてもそれは治療ではなく単なる延命でしかありません。そうなればその子に余計な苦しみを与えることになります。『死んでほしくないから』という理由で延命させるのは人間のエゴなんですよ。
『犬の十戒』にもあるように残り少ない時間かもですが目を背けずに一瞬でも多く側に居てあげてください。犬は言葉は喋れませんが飼い主さんと過ごした時間はかけがえのないモノなんですよ」

生まれた命はいつか必ず滅ぶ・・・これは自然の摂理
しかも外側からの力や内側からの病で簡単に滅んでしまう・・
だからこそ・・限りある時間やからこそ命は尊いねんな
数日後・・・飼い主さんから愛犬が天国へ逝った知らせを聞いた・・。
手術はせずに最後まで愛犬と向き合うことができたとのことやった