名古屋大学 大学院入試を終えて その2
こんにちは、前回の投稿から少し時間がたってしまいましたが今回はその続きになります。
4.過去問について
これについては今後名大の多元を受験する人にとっては気になる情報なのではないでしょうか。
過去問を解き始めたのは前回の
「3.勉強計画」にも書いたように5月ぐらいでした。
やったこととしては名大のホームページから過去問をすべてダウンロードして解く。ただこれだけなのですが笑
名大の院試のいいところはやはり過去問を公開してくれているという点が大きいと思います。
一応過去問はこちらからダウンロード出来ますので見てみてください。
見てみると分かるかと思いますが過去問は2001年から最新版まですべて載っているのでかなりの量ですね...。
やる順番としては2001年から順番にやっていきましたがなにせ量が半端じゃなかったので2次募集の問題は後回しにして最低1次募集の問題ををやりきろうということにしました。
ここで、ただ単にやっていくのではなく、解いた問題はストックしておくと良いと思います。
なぜなら、過去問は傾向を知ることはもちろん、どのような知識が必要になるのかを明確にしてくれるからです。
また、試験前にそれを見返すことで重い参考書を何冊も持ち歩くより復習・確認が効率的です。
私は下の画像のようにB5の冊子2冊にまとめて持ち歩いていました。
まぁ僕は凡人だったのでこのくらいしていましたが、頭の良い人はちょろちょろっと出来てしまうんでしょうね...(。-∀-)
と、いうことで過去問についてはこんな感じです。
5.院試直前
院試直前、、、一週間前の時点でも嫌でも緊張が高まりましたねw
まだ足りないんじゃないか、やはり午後の部大問4位相の問題を捨てるべきではなかったか...???はわわわわわわ(゚Д゚)というような感じでした笑
それでも2日前とか前日になるともはやここまでやったんだからもうどうなろうが後悔はない!というようにポジティブに考えるようにしました。
前日は当日の移動時間などから6時起きになるので10時くらいには床についていました。
~数時間後~
ぼく「(なかなか寝れんな......1時間くらいたっちゃったかな)」ケイタイチラー
携帯「よう。午前3時やで。」
はぁ?!やばい!!!WHY?なぜ!?そんなバカな布団の中でうねうね🐛してただけでもう5時間経ってるだと?!щ(゚Д゚щ)
もう驚愕&驚愕でした。
これがタイムリープ
というやつなんじゃないかと思うくらいの衝撃でした。
その後、落ち着いて目を閉じて無心になろう。3時なんて嘘に決まってる。( ー`дー´)
というように自分に言い聞かせて眠ることはできました。
それでも結局寝れたのは4時くらいになったと思います。。。。
個人的には睡眠時間がどれだけ短くなっても絶対寝たほうが良いと思います。
寝ないということは徹夜と変わらないので体力が全く回復しません。
当日のために必ず寝るようにしましょう。
(↑怒涛の睡眠推し)
6.院試当日&合格発表日(前半)
ついにやってきました院試当日です。
名古屋までの電車では緊張しすぎて自分でもやばいなという感じだったので、名古屋からの地下鉄では少し眠ることにしました。
厳密には眠るというよりかは目を閉じで休むと言った方が正確だと思います。
その行動がかなり吉とでたようで名古屋大学駅につくころには体の力も程よく抜け、リラックスすることができました。
そんなこんなで無事部屋にたどり着くことができました。
場所は一番端っこの列でした。
席に着き、気楽に復習していました。
そして決戦の刻!AM9:00
~午前の部~
【大問1】多項式空間について
(1)表現行列を求める問題でこれは過去問に類似問題があり、余裕でできました。
(2)核の次元に関する問題。
必要十分条件を求める問題でしたがこれも行基本変形などをしていくことで割と簡単に求めることが出来ました。
(3)像の次元に関する問題。
これも必要十分条件を求める問題でした。
これに関しては一応出たのですが場合分けとかしたので自信はなかったです。
だいたい時間としては20分かからないくらいだったと思います。
(3)は微妙でしたが、とりあえず書きはしたのでさっさと次に行くことにしました。
【大問2】正方行列の集合に関する問題
(1)可換性の必要十分条件の証明問題。
これはただ単に式変形をしていくだけだったので簡単でした。
(2)固有値が絡んだ証明問題。
これは単純に式変形をしていくだけでは解けず、固まりました。
大問2の(1)しかできないのはヤバいと思い、とりあえずできることをしようと具体的にやってみたら割と簡単に証明することができました。
(3)今度は対角化が絡んだ問題。
これも(2)と同じような方針で証明することが出来ました。
行列が対角化可能であるものとそうでないものに関する場合分けが必要だったのが面倒だったですが。
こうして大問2を40分くらいでしょうか、そのくらいで終えて順調に大問3に臨むことが出来ました。
【大問3】解析系の小問集合
(1)逆余弦関数Arccosに関する問題。
頑張って微分したりするだけでやれば出来るといった感じでした。
(2)全微分可能問題。
見た瞬間あーわからんわこれ。
ってなり意味不明なことを書きなぐってスルーしました笑
今まで全微分なんて出てこなかったじゃんけぇ....(泣)
(3)重積分の問題。
aに関する場合分けが必要で最後に極限にも飛ばすものでしたが難易度としてはそこまで高くはなかったように感じました。
これは大体30分くらいだったと思います。
【大問4】無限級数と広義積分の大小関係に関する証明問題。
(1)最初は全く分からなかったのですが、グラフ書いたらあっさりと証明することが出来ました。
(2)案外いけるな?と思い取り組んだら爆死でした。
グラフ書いても大小関係はっきりしないどころか不等号逆になるんですが!?
ということでこれも途中の式変形だけして終了。
このようにして午前の部(3時間)を終えました。
なんやかんやありましたが結論としてはだいぶ良い出来だと思いました。
お昼休憩に突入です。
まぁぼっち飯は言うまでもないことですが午前の出来が良かったこともあって気分もよく、ご飯を美味しく食べることが出来ました。
~午後の部~
【大問1】線形空間の写像の合成に関する問題。
(1)包含関係の証明問題。
元とってきて実際にやるだけなのでこれはいけました。
(2)包含関係の証明問題2つ目。
これも(1)同様ススッとできたと思います。
(3)&(4)はれ?わからん。
あれれ?いろいろやってみるも出来る気配がしないぞ???とりあえず書けるだけ書いて次行こう...。
【大問2】解析の問題。
まっっっっっっっったくわからん!!!
可積分???
おま、それ微積の範囲じゃないよな?!
いやそうだと思うけど実解析とかルベーグ積分の範囲じゃないのか???
まぁそんなことどうでもいいや使おうが使わまいがどっちにしろわからんもんはわからん!!
ということで大問2はきれいさっぱり白紙😇でございます。オワタ.........._| ̄|○
※後で確認したら可積分は言葉通り積分可能であるということだったのですがそれが分かったところでっていう感じなので、結局この大問に関してはボロボロというね...
【大問3】いつもどおり複素解析の問題
過去問と方針は同じで
(1)で留数求めて
(2)で円周上の複素積分を極限に飛ばした値を求めさせ、
(3)で留数定理とコーシーの積分定理を用いて実数上での広義積分を求めるといった流れでした。
これ解けてよかった。
本当に良かっt......。
【大問4】予想を裏切らない位相空間の問題
内容は直積位相でしたがさっぱりなので(1)の連続の定義だけ書いて無事死亡といったところです。
以上で午後の部が終わり正直自信は全くなく落ちてもおかしくないと思いました。
なにせ午後の部の大問2つが白紙同然なのですからw
それでも終わったものはもうどうしようもない、後の祭りです。
帰路では終わった終わったよくやったよ自分お疲れって感じでたそがれてました。
家に帰ってからは待望のス◯ラトゥーン2で思いっきり遊びましたとさ。
ちょっと疲労と長くなりすぎたのもあるので今回はこれで終わりたいと思います。
それでは後半へ続く。さようなら。