先週の実地試験に続いて、
今日は別の訓練生の
「ファースト・ソロ (初単独飛行)」
機体の基本操作が身についてきて、
教官が「もうこいつは一人で飛んでも
大丈夫」と思えるようになったら、
訓練生は初単独飛行の日を迎えます。
文字通り、教官が飛行機から降り、
訓練生が一人だけで場周経路を
回ってくる 「儀式」
3回離着陸を繰り返して戻ってくる
というのが昔からの伝統。
多くのパイロットが「忘れられない、
心に残る瞬間」として記憶している
ファースト・ソロ。今日は10ノット以上の
風が吹く、条件としては決して良くない
日でしたが、風向は滑走路に正対。
そして何より、ウォーミングアップと
上空の風を確かめるために一緒に
場周経路を回っている時に、訓練生の
「やってやる!」という気合を感じたので、
(これなら大丈夫!) と思い、単独
飛行に出した次第。
強風にちょっとでも弱気なところが
見えたら、今日のソロはありませんでした。
最後は「気合」
もちろん、訓練生も私の期待に応え、
立派にファースト・ソロを成功させました。