突然ですが、今、バンコクにいます。
ええ、いつもより一月ほど早い展開です。
いつもだったら「行ってきます!」と
つぶやくか、飛行機の写真でも投稿
してるはずの出発日。今回ばかりは
余裕をもって移動することの大切さを
痛感する、綱渡りの出発騒動となって
しまいました。
とりあえず金曜日を振り返ります。
フライトは、いつものタイ航空、成田発
羽田戻の定番ルート。午前便の遅いほう、
TG643、11:45発。アクセスもいつもの
NEXこと成田エクスプレス。
当初は09:56成田着の13号を考えて
いたのですが、旅慣れた妹のアドバイスで
1本早い7号、09:01着の予約を入れて
いました。結果的にはこれが今回の旅を
実現させる決め手となりました。
07:10すぎ、武蔵小杉の駅に着いた途端、
とんでもないアナウンスが耳に飛び込んで
きます。
「人身事故で横須賀線止まりました」
よりによって出発の日、それもたった
10分前に起きた事故。
わぁ〜! 勘弁してくれ!
改札口で振り替え輸送の案内板を準備
していた駅員をとっ捕まえて説明を聞いたら、
「成田エクスプレスは全額払い戻しさせて
いただきますので、あとはお客様のSuicaで
日暮里まで行かれて、そこからスカイ
ライナーをお使いになるのが一番早いかと…」
「そこまでの振り替えはしてくれるの?」
との質問には、
「いえ、お客様の全額負担になります」だと…
ただでさえ通勤ラッシュで混んでいる
ところに、振り替えの客が殺到している
京浜東北線で日暮里まで行けだと?
大きなスーツケース持って? 無理だ!
構内の放送を聞くと、運転再開は08:10頃とか…
JRのことだ。なにか根拠のある数字なのだろう。
こういった状況下でも、JRはよくやって
いたと思います。ひっきりなしに流れる
振り替え案内、事故後30分を超えた
あたりからは、現場に警察と消防が到着
しているとか、負傷者の救出(死体の
取り出しだろ?)をしているとか、こまめに
状況を放送し、客の判断材料をと提供
していました。
運転再開を待つ間、列車案内表示を
見ていると、私が乗る予定の9号の前走の
7号がまだ駅に着いていないことに気が
つきます。すかさずみどりの窓口に駆け
込んで列車の変更を頼んでみると、座席の
指定はできないが、とりあえず空いている
席に座って行ってくれという太っ腹の返事。
NEXで行く腹を固め、改札をくぐることに…