限りなく墜落に近い不時着水だわな…
昨日、沖縄の米軍訓練空域で、
空中給油に失敗したMV-22、通称
オスプレイが着水、クルーは全員
無事に救出された。
あの巨大なローターが給油の
ホースを引っかけたのが原因との
米軍側の発表。空中給油は決して
簡単で安全な作業ではない。常に
こういった事故とは隣り合わせ。
ただ、パイロットは操縦を放棄
しておらず、キャンプ・シュワブに
戻ろうと試みたが、届きそうに
なかったので着水させたとのこと。
操縦を続けることができたのならば、
やはり墜落ではなく不時着だろうな…
それよりも気になったのが、
海兵隊の発表の原文と日本の
マスコミのニュアンスがかなり違うこと。
→ 海兵隊HP
この中でニコルソン沖縄4軍調整官は
海上保安庁と沖縄県警に対し謝意を述べ、
さらに怪我をした乗組員に対する県民の
気遣いにも感謝している。
だが、チョンイル新聞は、ニコルソン
中将がまるで占領総督のような言動を
とったかのように報道している。
→ 記事
チョンイルは「沖縄県民とその住居に
被害を出さなかったことを感謝しろ」と
中将が言い放ったように書いているが、
原文のニュアンスは「(操縦困難に
なった機体で)住民の身体と財産を
危険に晒さなかったパイロットを誇りに
思う」という趣旨の発言だったらしい。
面会した副知事かチョンイルの記者の
いずれかが意図的に解釈を捻じ曲げて
いるのか、それともこの程度の英文を
理解する能力がないのか…
困った連中だわ…