昨夜の雨の水分が残る中、そこそこ
冷え込んだ今朝はひどい濃霧。
出勤時にはガチでフォグランプを点けて
車を走らせた。
朝の滑走路点検、点検どころの
話ではない。滑走路まで出るのに、
まず事務所の駐車場から誘導路の
中心線を見つけなければならず、
それに一苦労。
長いことやっている仕事だから、
(この辺で誘導路に出るはず)と
いうことは体が覚えているものの、
夜明け前の濃霧、不意に駐機中や
牽引中の機体が目の前に現れたら
アウトだ。ほとんどアイドリングの
クリープ状態でそろそろと走行。
やっとの思いで誘導路中心線を
見つけ、それに沿って滑走路へ…
周囲の点検ができる状態ではない(笑)
滑走路も視程はまるでダメ。
午前5時の観測値が気温12℃、
露点12℃、湿度100%… 滑走路上の
視程が水平距離で200mあるかないか…
朝いちばんの到着機がなくてよかった。
ILSをもってしても、CATⅢ-Bでようやく
降りられるかどうかという厳しい気象。
当然我が飛行場はビローミニマム
(着陸最低気象条件以下)を宣言。
そんな霧も、太陽が顔を出した瞬間、
本当に10分ぐらいで「雲散霧消」してしまい、
改めて太陽の力に感謝と畏敬。
そんなことがあったとは信じられないような
晴天に恵まれた今日。勤務を終わって
帰宅するときには気温26℃の夏日、
上着を脱いで半袖シャツで十分だった。
昼夜の気温の差が激しい時期です。
皆様、お体には気を付けて…