阿蘇山が噴火、火山灰を上げた。
噴火口は中岳第一火口。この火口
からの爆発的な噴火は36年ぶりとか。
気象衛星の観測では、火山灰は
高度30,000 ftまで吹き上げられ、
偏西風に流され高速で東に移動中。

午前9時の実況図では紀伊半島
先端、串本VORTAC上空を通過中。
思いっきり航空路にかかっている。
V52は使えんな… V71(旧G581)も
怪しそうだ。沖縄、東南アジア線は
午後まで待たせるか、内陸ルートだな。

この後、昼過ぎから夕方にかけて
関東上空を通過し、夜には東北から
太平洋上へ抜ける見通し。今度は
夜の北米線が問題になってくる…

狭域予想図では低層、高層どちらも
火山灰予測を出しているので、雨に
降られている関東では昼過ぎから
雨に交じって降灰があるかもしれない。

30,000 ftまで上がる火山灰は珍しい。
噴火のエネルギーがかなり大きかった
からだろう。地表から中型機の巡航、
大型機の上昇、下降経路の高度に
かかる火山灰なので、プランニングには
注意を要する。
もし雨に混じって降灰があったら、
ドライバーのみなさん、乾く前に柔らかい
布かなんかで拭き取っておきましょう。
乾いたあとにこすると窓ガラスや車体が
紙やすりをかけたようになってしまいます。
(添付図は全て気象庁東京航空路
火山灰情報センターのサイトから拝借)