航空大学校機胴体着陸 | PTD ~ Pilot To Dispatch ~

PTD ~ Pilot To Dispatch ~

ヒコーキオヤジのひとりごと
 空の話、ときどきタイのネタ…

 仙台空港で、航空大学校の双発機、
ビーチクラフトG58(通称バロン)が
胴体着陸。

胴体着陸
   産経新聞さんより拝借

 よりによって長いほうのB滑走路を
塞いだものだから、民航機に随分と
欠航が出たみたいだ。
 
 FAA(米連邦航空局)のデータに
よると、実はこのような小型機の
事故の37%は、教官が同乗している
時に起きているそうで、今回の事故も
まさにその「教官同乗」時の事故。
 
 こういった車輪引き込み式の機体、
車輪が降りていないままでエンジンの
出力を絞ったり、フラップを着陸位置
まで下げたりすると警報が鳴るように
なっているし、車輪がきちんと降りて
いるかを示す表示灯もある。私は
双発機の訓練の時にチェックリストを
やりながら、きちんと目で見て「スリー・
グリーン」と喚呼するように指導された
ものだったが、今はやらないのかなぁ?
 
 「着陸時に車輪が降りなかった」
 
 …って、じゃぁ復航しろよ(笑)
離陸して1回目のタッチアンドゴー
だったらしいから、燃料はたんまり
残っていただろうに。
 
 教官も訓練生も、他のことに気を
取られていたかな? ファイナルで
怒鳴られていたとか?
 
 バロン… いい機体なのに…
勿体無い…