40年目の早慶戦 | PTD ~ Pilot To Dispatch ~

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ヒコーキオヤジのひとりごと
 空の話、ときどきタイのネタ…

 1976年5月29日(土)・・・ 
今から40年ほど前の話になるが、
中学生になりたてだった私は、課外
授業の一環で神宮球場へ東京
六大学野球の最終カード、早稲田対
慶応、通称「早慶戦」を観に行った
(というか行かされた)

 これが私の神宮通いの幕開け。
 
そんな記念すべき今年の早慶戦
だったのだが…

初戦は負け
 慶応のエース加藤から10安打を
打ちながらも10三振… いいとこなし… 
 
 そして今日、正真正銘40年目の早慶戦。
初夏の太陽に焼かれ、日焼け止めを
塗りながらの観戦。

試合そのものは雪辱。

1勝1敗
 竹内の投打に渡る活躍で慶応に
快勝となったが、今日はちょっと違った
視線で(してやられた)というものがあった。

  …それは「旗」
 
1塁側応援席
 早稲田大学には、応援部が管理・運用
している8本の校旗があり、それぞれに
歴史や意味が込められている。それは
敵さんも同じで、向こうにも8本の塾旗
(あちらは「大学」ではなく「義塾」と言い
張っているから「塾旗」)を持っている。
試合前のひと時、敵さんはそのうちの
5本を内野指揮台の上で掲げるという
暴挙に出た。

塾旗整列
 なにかのイベントだったのかどうかは
わからんが、40年間早慶戦を見続けてきて、
こんな光景を見たのはこれが初めて。
早稲田の旗でさえ、早慶戦のエール時の
4本が最高だったというのに…
 
 単純に、旗を持てるやつが5人もいる
という、慶応義塾応援指導部の層の
厚さを見せ付けられわけたが、学生歌
「慶応賛歌」に乗せて行われていた
各塾旗の紹介が羨ましかった。
 
 隣の芝生だのないものねだりだのと
周りからは批判されているが、この
慶応賛歌、とにかくいい歌で、私は
一度でいいからこの曲で校旗入場を
見てみたいとさえ思ってしまう名曲。

校旗と主将
 もちろん、早稲田の校旗も立派で、
入場曲の「早稲田の栄光」も名曲なのだが、
今日ばかりはこの「5本の塾旗」に度肝を
抜かれ、(下手すれば連敗もあるの
では?)とまで思わされた試合前。
 
打撃
 結果、40年前と同じく早稲田の勝利、
そして早稲田の栄光と校歌をきっちりと
歌うことができて上機嫌で帰路につくことが
できた好日♪