言うは易し、行うは難し… | PTD ~ Pilot To Dispatch ~

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ヒコーキオヤジのひとりごと
 空の話、ときどきタイのネタ…

 馳文科相が「脱・ゆとり教育」に
舵を切った。すなわちこれは
「ゆとり教育」が誤りだったと認める
ことになるのだろうか?

 個人的には満足な教育を行う
実力のない教員側の「いいわけ」
「ゆるみ」教育の犠牲者がいわゆる
「ゆとり」世代だったのだと思うのだが。

 現実問題として、(俺が同じ年代
だった頃はもう少しできた、もう少し
ものを知っていた)という思いもある。
が、その反面、今の若者には絶対に
敵わないという分野があるのも事実だ。
 
 愚痴の一つもこぼしたくなる時もある。
我慢できずに、「言いたくはないん
だけど…」と前置きして口に出して
しまうこともある。
 
 しかし、誰かが教えなければできない。
誰かがプログラミングしなければ
コンピューターが動かないことと一緒だ。
人間だって勝手にものを学び取って
動くものではない。
 
 こんな時、山本元帥の言葉が
胸に沁みる。
 

 「いまの若い者は」などと、口はばたき
  ことを申すまじ

 実年者は、今どきの若い者などと
  いうことを絶対に言うな。なぜなら、
   われわれ実年者が若かった時に
    同じことを言われたはずだ。

 今どきの若者は全くしょうがない、
  年長者に対して礼儀を知らぬ、道で
   会っても挨拶もしない、いったい
    日本はどうなるのだ、などと
     言われたものだ。

 その若者が、こうして年を取ったまでだ。
   だから、実年者は若者が何をしたか、
    などと言うな。何ができるか、と
     その可能性を発見してやってくれ。

                (山本五十六)


 この後に「やってみせ…」の名言があるわけだが、

   言うは易し、行うは難し…
 
 これができたから、連合艦隊司令長官まで
出世できたんだろうな….