使用されているボーイング737-700ER、
通称ANAビジネスジェットを退役させ、
新たにボーイング787を投入するとか…

このANAビズジェット、オールビジネス
クラス38席という珍しい仕様で運航されて
いた。私の知る限り、日本でのこのような
座席仕様は、80年代バブル全盛期に
日本航空が成田~ニューヨーク線で運航
した747-200、「エグゼクティブ・エクスプレス」
ぐらいなものだった。
往復で40万円以上する切符だったが、
かなりの搭乗率だったらしい。ムンバイ線の
需要が高まってきたことを受け、ビジネス
クラスの席は44席残し、残りをエコノミーで
運用し、需要を取り込む狙いとか… エコノミー
席の登場で航空券が約1/5で入手できる
ようになり、さらなるビジネス客や、新たに
観光需要も開拓できる可能性がある。
しかしその一方で、BBJを旅客機に転用
するという斬新な試みも、投入からわずか9年で
終わりを迎えることになった。路線的には
発展的機材転換なのだろうが、機材はせっかく
なので別の路線で使ってもいいような気が
するのだが…
そういえば、目的地のムンバイ、先月に
メディアで昔の呼称「ボンベイ」に戻すという
話題を目にした。今やインドの海運の4割、
工業就業人口の4割をこの町で担うという
巨大な都市に成長、世界有数の金融センターと
してもさらなる伸びが見込まれることから、
787に変わっても活発な需要が期待できるだろう。