バンコクへ移動してすぐのこと。
日本時代から懇意にしていただいている
バンコクベースのパイロットのかたに
夕食を共にするお時間をいただき、
トンローで待ち合わせ。
「おいしそうな屋台があるんだけど、
1人では座りづらくて…」とお誘いを
いただいたのだが、最初はパイロットの
かたに屋台飯なんか食べさせて大丈夫
なのだろうか? という感のほうが強かった。
いや、私もパイロットなのだが、あちらは
旅客機。私とは責任の重さが桁違い。
万が一おなかでも壊されたら… と
躊躇したのだが、かなりの人気屋台
らしく、ならば食材の回転もよかろうと、
思い切って同道させていただくことに。
19時頃開店 (!?) ということなので、
20分前ぐらいから屋台が出るであろう
あたりをウロウロ。するとまもなく
屋台を経営するご夫婦(かな?)登場。
食材の準備を始め、七輪に炭を熾す。
そのころには我々以外にも「椅子取り
ゲーム」の参加者が… 聞きしに勝る
激戦屋台の雰囲気。
19時を少し回ったころ、いよいよ
テーブルとイスがセットされ始めた。
「いい?」と聞いてから屋台すぐ
脇の席をゲット。歩道側には7-11が
あって十分に明るい「特等席」
とりあえずシンハービールで乾杯
しながら食材の下ごしらえができるのを
待つ。オーダーOKになったら奥さんが
メニューを持ってくる。タイ語と英語
表記で、写真も入っているのでわかり
やすい。
エビ焼き4尾、烏賊の姿焼きを酸っぱ
辛いスープで煮たもの2杯、エリンギ、
牛肉のバーベキュー各2本…

いやはや、ボリュームたっぷり。
出来立て熱々、材料は新鮮、味も満足。
人気屋台というのもうなずけるクオリティ。

食べているすぐ脇をバイクやバスが
轟音を立てて駆け抜けていくが、それも
ご愛嬌。お隣のテーブルはオカマちゃんの
団体が6人でパーティー。

エビはいけすから
ほかの食材も氷の上で鮮度を保ち、
エリンギや牛の串物は店を開けてから
そこで串を打っていたので鮮度も問題
なかろう。実際、食後何も問題はなかった。
肝心のお値段も、この料理にシンハー
大瓶4本、氷つきで1,040バーツ約3,300円)!
高いか安いかは皆さんのご判断におまかせ
しますが、私には大満足のディナーでした。