大方の予想通り、今年の大学選手権も
帝京が制し、7連覇という偉業を成し遂げた。
しかし、一方では準決勝の大東大には
かなり点を取られ、今日の決勝では東海大に
過去最小レベルの得点に抑えられるなど、
かつての絶対的な強さにもかげりが出て
きている。対抗戦でも筑波に破れ、連勝の
記録がストップした。
これを帝京が弱くなったと見るか、周囲の
大学が力をつけてきたと見るかはそれぞれの
印象にもよるだろうが、来シーズンが早くも
楽しみになって来たことは事実である。
準決勝、決勝の2戦からはは、打倒帝京の
ヒントを沢山得ることができたと思う。帝京と
いえどもラインの裏に出られてしまうことも
あったし、プレシャーからの判断ミスや反則
などをすることもあった。この2戦を分析すれば、
もっと多くのヒントが見つかるだろう。あとは
それを形にするだけである。
大学選手権に「指定席」が無くなってから
久しい。年を越すためには生半可な練習では
足りない。同じ大学生なのだから、必ず勝つ
チャンスはある。まぁ、どこかの大学さんには
そういった分析や練習の以前に、まず
「勝ちたい」
という意識を持ってもらうことから始めて
もらわねばならないのだが…