ターン・コーディネーター | PTD ~ Pilot To Dispatch ~

PTD ~ Pilot To Dispatch ~

ヒコーキオヤジのひとりごと
 空の話、ときどきタイのネタ…

 航空計器の一つで、日本語では
「旋回傾斜計」とか訳されている。
航空機が旋回している時に、3舵の
釣り合いが取れているか、適正な
旋回率で旋回しているかを教えてくれる
計器。計器飛行時には威力を発揮する。

これが標準

 上の写真が標準的なコーディネーター。
このような状態の時、機体は2分で360度
旋回するように右向きに機動している
(つまり1秒間で3度方位が変わる)
 
 最近、この景気に余計なものを組み込んだ
新製品が出やがり、個人的には面倒な
思いをさせられている。

自動操縦の表示組み込み型

 なんだかやたらに電球が埋め込まれている。
この計器、実はオートパイロットの表示計を
兼ねていて、オートパイロットの作動中は
ここにいろいろな表示が出るようになっている。
 
 ただでさえ狭いセスナのコックピット、これ
以上計器を増やせないと思ったのか、ターン・
コーディネーターに余計な役割を負わせて
コックピットに組み込みやがった。
 
 「下見て帰って来い!」が持論の私。GPSや
オートパイロットなど初等訓練には必要ないと
思うのだが、最近の若者はこういったメカを
使いたがる。有視界なんだから下見て飛べば
楽なのに…
 
 かくして私もマニュアルと首っぴきの世界に…
 
 オーパイなんか使わないで自力で飛ばし
なさいよ… こんな小型機…(笑)