久々の伊豆大島 | PTD ~ Pilot To Dispatch ~

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ヒコーキオヤジのひとりごと
 空の話、ときどきタイのネタ…

 最後に行ったのが土砂災害の
直前だったから、2年ぶりぐらいに
なるのかなぁ…?
 
 快晴の天気に恵まれ、今日は
生徒さんと一緒に伊豆大島まで
クロスカントリーに出かけてきた。

行きの富士
 
 天候は素晴らしい快晴。風は… 
関東平野にいるうちは良かったの
だが、伊豆大島は洋上の西よりの
風がモロに吹きつけ、30度の横風で
18ノット。 しかも今日は滑走路の
北側から通称「フタコブラクダ」と
呼んでいる小高い岬の間を抜けて
進入する、最も厄介な着陸。
 
 出発前に練った作戦通り、フタコブ
ラクダをクリアするまでは高度を保ち、
そこからやや急に高度を下げながら
着陸する方式で進入。横風成分で
持っていかれるので、フラップは
半分だけ、エンジン出力もある程度
保ったまま木の葉のように揺さぶられ
ながらの進入。
 
 接地直前まで風に翻弄されたためか、
生徒さんはゴーアラウンドしたかった
ようだが、私は強引に着陸に持ち
込ませた。結果、「ドシャッ」と斜めに
堕ちるような接地となってしまったが、
初めは誰でもそんなもの。あそこでゴー
アラウンドしたって止まない風は止まない。
教官と一緒に飛んでいる間に「なんと
しても降りるんだ」という度胸を養って
もらうためにも、今日はいい訓練だった。
 
島魚のべっこう

 島寿司を食いたいという生徒さんの
要望で、タクシーを飛ばして港へ行き、
青唐辛子としょうゆに漬けた「べっこう」
という料理をいただいてきた。私は丼、
生徒さんは握り。

 帰りも相変わらず強風だったが、
離陸は着陸よりは何倍も楽。横風離陸を
見事に決めて巡航高度まで駆け上がった
生徒さん。多少は度胸がついたかな?

帰りの富士

 行きも帰りも見事な眺めの富士に
見守られた今日のフライト。こういう日に
限ってカメラを持ち合わせていないのは、
私の昔からの悪い癖。