私のもう一つの仕事、地上勤務の
飛行場管理部。ここのところ外来機の
調整ミスが頻発し、今日は久しぶりに
爆発した。チェックアウトしたはずの
若手が訓練生並のミスを頻発。1人は
前の晩の勤務が終わって寝付いて
いたであろう夜明け前に私が緊急
呼集をかけてまでオフィスに呼び
つけて叱った。
ミスを我々のオフィス内でカバー
できるうちならまだ良かったのだが、
ここ1~2週間、他の部署に迷惑を
かけるミスが多くなってきたのが喝を
入れた理由。
この世界、チェックアウトしてしまった
以上は、他の部署の人たちは若手も
私も、最低限の同じ知識を技量を
持った者として見てくる。できなければ
即苦情、最悪責任を取らされることになる。
若手を叱り飛ばす中、同じような
ミスをやらかした訓練生も同じように
叱り飛ばし、彼だけはきちんとフォローを
入れておいた。
訓練生はミスをするためにいるんだから
今のうちにできる限りのミスをしておけと。
私の訓練方法は究極のOJTなので、
訓練生は割とミスをする。致命的な
ミスの場合は後ろからイスを蹴飛ばして
注意喚起をするが、それほどでもない
場合には基本ミスのままスルーさせ、
リカバリーまでもやらせる。
「ミスをしないこと」も大事なのだが、
イレギュラーの多いこの業界、むしろ
「やっちまったミスからのリカバリー」を
教えることも、もっと大事なことだと
考えている。
失敗から学ぶ。他人の失敗からも
学ぶ… そういえば昔、駆け出しの
サラリーマンだった頃、上司に同じような
ことを言われたなぁ…