日本の翼の栄光を背負って | PTD ~ Pilot To Dispatch ~

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ヒコーキオヤジのひとりごと
 空の話、ときどきタイのネタ…

敗戦から70年、YS-11から約50年、
遂に日本が世界の旅客機史上に、
そして市場にデビューした。
 
 MRJの姿を初めて見たのは7年前、
国際航空宇宙展2008のことだった。

2008@横浜

 そして2012年の同展の時には客席
モックアップにも座らせてもらい、
パンフレットやグッズなどもいただいた。
 
2012@名古屋

 B787と同じく「飛ぶ飛ぶ詐欺」の感は
あったが、今日ようやく実際に飛んだ。
 
 たまたま今日が休日だったので、
あわよくば県営名古屋空港まで自力で
飛んで初飛行を観に行こうかとも
考えたのだが、展望デッキは3日前から
閉鎖、駐車場も当日のフライトの予約の
ない車両は立ち入り禁止など、いつになく
厳しい規制が敷かれていたので、PPR
など出るはずもなく、部屋でおとなしく
U-Streamのお世話になった次第。
 
 衰えたとはいえ、やはり「Made in
Japan」の威力は凄い。ボンバルディアや
エンブラエルに先行され、ほぼ飽和
状態になりつついあるリージョナル・
ジェットの市場で、後発の、それも過去に
何の実績もない航空機製造国が
世界中からの発注をいただいている。
「日本製」、「ミツビシ」のブランドを
世界がまだ信じてくれている証拠である。
ありがたいことだ。
 
 願わくば、「お困りの国」が「ウリも国産
旅客機作って売るから技術よこすニダ」と
難癖をつけてこないことを…