歴史の中で、予選プールで3勝した
国が決勝トーナメントに進めなかった
のは、日本が初めてだそうである。
日本 28 - 18 アメリカ
予選プール全体を通じての最終戦。
すでに決勝進出8チームは出揃って
おり、本来だったら消化試合のような
雰囲気になってもおかしくはない
ゲームだった。
だが、全敗では帰れないアメリカと、
決勝トーナメントの夢は断たれたものの、
3勝目を上げて南ア、スコットランドと
並んで有終の美を飾りたい日本、意地と
意地が激突した好ゲームだったと思う。
アメリカはワールドカップで過去日本に
負けなし。大舞台に強い。だが、その
アメリカが感情的になって日本に襲い
掛かってきた。密集に向かって突っ込む
のはいいが、バインドするでもなく日本の
選手を両手で突き飛ばしたり、レイト
チャージなども見受けられた。それだけ
勝ちたかったのだろう。日本にだけは
負けたくなかったのだろう。
それでも攻め切った日本は見事だったし、
後半ついにイエローカードで10分間の
退場者を出してしまったものの、数的不利を
背負いながらゴール前を見事に守りきった
アメリカもこれまた天晴れだった。
「ラグビー発祥の地に咲いた桜の花」
イギリスのスポーツ紙はそう称えてくれた。
2015年、日本ラグビーは遂に世界の舞台に
立ったといっても過言ではあるまい。
桜のジャージーを着てスタジアムで応援
してくれた青い眼の子供たちが4年後、再び
桜を纏ってくれるように… あるいは、日本の
地を訪れてくれるように… 日本ラグビー、
ここで止まることはもう許されない。

更なる高みへ!
Three Cheers for
All Japan Rugby Football Team !