羽田発成田行き… しかも機体は
ロシアのヴォルガ・ドニエプル航空
An-124!

米空軍のC-5ギャラクシーよりも
一回り大きい、世界で2番目に
大きい貨物機である。(ちなみに世界
最大の貨物機は同じロシアのAn-225、
エンジンが6基ついた化け物)
はて? なぜロシアの輸送機が
羽田に? しかもこんな早朝から
成田へホップ? これは調べてみる
価値ありそうだと、情報網を手繰ってみた。
結果はこれ…
-機体は、JAXAがロシアに打ち上げを
依頼した衛星をカザフスタンまで
運んでもらうためのチャーター便
ー衛星を積み込んだ後は、重すぎて
燃料満載では羽田の滑走路からは
離陸できない(羽田はまだ3,000m)
-とりあえず腹ペコのまま成田まで飛び、
そこでカザフスタンまでの十分な燃料を
搭載し、日本最長の4,000m滑走路から
離陸して一路ロシアへ向かう
-ただし、羽田は午前6時前の離陸しか
認めてくれていなかったので、この
時間の離陸となった
騒音規制のためか房総半島をぐるりと
回った機体は、朝一番の到着ラッシュの
列に並び、無事に成田へと到着した。
H2-bを持っているのに、何で種子島から
打ち上げないんだよ? と最初は思ったの
だが、考えてみればこの前「こうのとり」を
打っちゃったから、ロケットの在庫が
なかったのかな…?
羽田から成田へ ホップ
成田からカザフスタンへ ステップ
そしてバイコヌール宇宙基地から宇宙へ
…ジャンプ
何の衛星かまでは調べなかったが、
無事に軌道までたどり着きますように…