9日、運航中のエンジントラブルにより海上
自衛隊が管理する硫黄島(いおうとう)飛行場
(東京都小笠原村)に緊急着陸していたことが
10日、分かった。乗員乗客計171人は全員
無事で、成田空港から呼び寄せた代替機を
使って予定より約9時間遅れでグアムに到着した。
国土交通省によると、民間機が硫黄島飛行場に
着陸するのは非常に珍しいという。
元記事 → (産経WEST)
非常にも何も、私の記憶の中では
2度目という、超レアケースだ。ETOPS
持っていなかったのかな?ETOPS120が
あればグアムまで引っ張れたと思うのだが、
それを圧してまで、自社はおろか民間の
整備士すらいない硫黄島に向かおうと
させたほどの大トラブルだったのだろうか?

まぁ、硫黄島、滑走路は2,652m (8,700ft)
あり、写真で見る限り舗装状態も問題
なさそうだし、機体は、B757-200だから
無風状態での着陸距離が約1,723m、
離陸距離が2,067mなので、滑走路を
拝借するには問題ない長さなのだが、
民間機の地上支援施設が一切ない
軍事基地だから、救援機が来るまで
乗客乗員は機内に缶詰だったはずだ。
大丈夫だったほうのエンジンを回し
続けて動力を確保していたのか、
それともAPUで間が持ったのか?
そもそも、民間人が訪れることが出来ない
飛行場になぜIATAのコードが付与されて
いるのだ?
何にせよ、怪我人が出なくて良かった。
それにしても、直ったら直ったで、燃料は
どうするんだろう? 確か硫黄島、JP-5
しかなかったはずだが、ちゃんと火が
つくのかな? ほぼエンルート上での
寄り道のようなものだから搭載の予備
燃料でグアムまで大丈夫かな?