29年目の祈り | PTD ~ Pilot To Dispatch ~

PTD ~ Pilot To Dispatch ~

ヒコーキオヤジのひとりごと
 空の話、ときどきタイのネタ…

 1985年8月12日 午後6時56分…
日本航空123便が群馬県の山中に墜落した。
あれから29年目。
 
 去年と同じく雨模様の命日。私の部屋の
ベランダからも今日は山が見えない。
 
 空を飛ぶ者にとって忘れてはならない事件。
「安全」であたりまえ。何事もなく降りてきて
あたりまえ。お客様が笑顔で降機なさって
下さってあたりまえ…
 
 この「あたりまえ」のために航空に携わる
全ての人たちが日々自らを律し、研鑽を
重ねている。パイロットだけではなく、整備、
管制、客室、飛行場管理、気象、グラハン…
全ての人たちがひとつのチームとなって
もう2度と、絶対に、このような悲劇を繰り返す
ことのないように…
 
 もしこのブログを見てくださったら、どうか
皆様も今夜は29年前のこの日を思い、犠牲者に
祈りを捧げてくださればと思います。

 私も、気持ちを新たに、「安全であたりまえ」の
日々を続けられるよう祈り、そのための努力を
続けていくことをお誓い申し上げようと思っています。
 
 「安全であること」よりも「カネを作ること」に
重きを置いているように見える会社に対する、
犠牲者の涙雨ではないことを願いつつ…