羽田空港に国際線枠が出来たときに
タイ航空が羽田深夜発バンコク早朝着、
バンコク午後発羽田夜着という「準・神」の
ようなフライトを設定してくれた。この設定
だと仕事を終えてから出発し、バンコク
からの戻りはホテルの朝食を食べてから
悠然とチェックアウトして帰国の途につき、
その晩は日本の家で眠れるという完璧な
スケジュールが組める。ただ、羽田から
遠い人には終電がなくなるという危険性の
ある便ではあるのだが…
そこを見越したのかどうかはわからないが、
この春から全日空が「真・神」ともいえるような
フライトを羽田に設定した。
「バンコク10:45発 羽田18:45着」
どーすんのよこれ(笑) まさに神のフライト
でしょ?(笑) 多少高くても乗る価値はありそう。
全日空はこのフライトを含めてバンコク線の
羽田発着をダブルデイリーに、成田を週7便に
減便する大シフトを行う。
「時間帯は悪くても安い便に乗りたい」という
需要から「多少カネがかかっても時間帯のいい」
便を好む旅客が増えたのか?
なんてこの項目を書き始めたときに思って
いたのだが、タイ航空も負けじと羽田線を春から
ダブルデイリーに増便することになった。
羽田10:35発 → バンコク15:05着
バンコク22:45発 → 羽田06:55(翌日)着
これに伴い、現在の
バンコク14 :30 発 → 羽田22:30着 が
バンコク13:00 発 → 羽田21:10着
に変更となる。私は羽田まで路線バスで行ける
場所に実家があるので、この増便はまさに神の
手招きのようなスケジュール設定となる。
この春のユナイテッドの撤退と全日空の羽田シフト、
タイ航空の羽田ダブルデイリー化と、バンコク線に
大きな動きが出る。この路線はタイが目的地の乗客
だけではなく、かつての南廻り欧州線の一大寄航地で
あったバンコクで乗り換えて、日本に就航していない
地域を目指す乗客も多数乗る路線である。 「安かろう
(時間が)悪るかろう」ではもはや採算が取れない
時代になってきたのだろうか?