日頃の生活でも割とよくお目にかかるこの単語、
皆様も(これだけは外せない!)というパーソナル
「三種の神器」をお持ちの方も多いのでは?
仕事や旅で海外にに出るときは、よく「パスポート・
現金・航空券」などと言っていますが、飛行乗りの
世界ではさしずめ 「技能証明 (飛行機の免許証)・
航空無線通信士・航空身体検査証明」 が空を飛ぶ
ための三種の神器になるようです。
まぁ、そういった王道の話もいいのですが、今日は
私の「個人装備」の三種の神器のおはなしを…
まず一つ目は 「サングラス」
地上で雨が降っていようが雪が降っていようが、
雲の上は快晴。オマケに雲の照り返しで上空では
ゲレンデのように目茶苦茶眩しい。なので夏・冬
問わずほとんどのパイロットはサングラスを必ず
携帯している。特に冬場は太陽の角度が低いので
意外にお世話になる機会が多い。ちなみに私の
愛用品は、ここ10年くらいは「Landlph Aviator」
二つ目は 「ペン(筆記具)」
フライトが最初の計画通りに上手くいくとは限らない。
上空で高度を変えてみようとか、雷雲があるから
コースを変えようとか、コースや燃料計算をしてみたり、
ちょっとしたメモを取る機会は多く、聞いたそばから
忘れたりしないように、管制官と話した内容などをサッと
メモを取るクセがついている。ハイテク満載の機体でも、
最後は紙とペンが活躍するのだ…(笑)
そのせいか、日常生活でも常に筆記具を持ち歩く癖が
ついており、「おい… 誰か書くもの…」なんてフレーズの
次の瞬間には大概私がペンを差し出していたりする。
そして三番目が 「お守り」
同じ会社で、同じ機種を、同じ部品で、同じ整備士に
整備してもらっても、(何であいつは大丈夫で、俺の機体の
エンジンは止まるんだよ…!) なんてこともたまにはある。
こうなるともう最後は神頼み…!? というわけなのかどうかは
わからないが、無事にフライトをするためにゲンを担いだり、
お守りを持ち歩いたりするパイロットは意外に多い。
かくいう私も「飛不動」の飛行護と靖国神社の御守を必ず
フライトバッグに忍ばせている。
以上が私の「パーソナルな三種の神器」 (笑)
しかし、そんなフライトグッズも、ここのところ週末の天候が
あまりよろしくなく、出番がない。久々に晴れたと思えば大型機が
ダイバートするような強風が吹くし… どうもこの土日もあまり
天気は良くなさそうである。たまにはスカッと晴れた上空まで
駆け上ってみたいのだが…
みなさんはどんな「三種の神器」をお持ちですか? ( ^ ^ )v
ではまた m( _ _ )m