すごく基本的な質問をいただきました。
そういえばまだご説明していませんでしたね。
ウチの飛行場に割り当てられている周波数の一つで、
航空機と私のオフィスを繋ぐチャンネルの名称です。
航空無線は大きく管制無線と業務無線があります。
飛行場を出入りする航空機が安全に離発着できる
ように、特別に訓練された航空管制官が航空機や
地上車両を効率よく交通整理しているのが管制無線。
「タワー」とか「グランド」、「クリアランス」などがあり、
ウチの飛行場には「アプローチ」や「ディパーチャー」
といった、レーダーを使った管制部署もあります。
それに対して航空機と地上のオフィスを結んだり、
地上のオフィスと業務車両、あるいは車両同士が
会話を交わすのが業務無線。こちらにもいろいろな
チャンネルが割り振られています。例えば滑走路を
横断する全ての車両が開局してくる「ランプネット」、
消防軍団が使う「ファイヤーネット」などなど…
そして、私のオフィス、飛行場運用室と航空機を
結ぶのがPTD… 「Pilot To Dispatch」と呼ばれる
チャンネルです。UHFとVHF、2チャンネル用意して
ございます ( ^ ^ )v
PTDでは主にフライトプランの最終調整(搭載人員や
燃料の最終確定)や出発時刻の変更、進入機からは
到着予定時刻や残存燃料、故障の状態やクルー
バスの要請、スーパーボウルやワールドシリーズの
試合経過、果ては昔の教え子が個人的に私を呼び
出してきたり、管制周波数と違ってかなり自由な
会話が交されることがあります。
そんな「パイロット」と「デスパッチャー」を結ぶ無線。
その両方の側に立つことがある私の目線から日々を
切り取って書いていけたら… なんて思いでこの
ブログのタイトルにしてみました。
管制無線のように必要最低限の決まったフレーズ
だけではなく、時には脱線気味の楽しいトークが
皆さんと交せますようにと…
それでは… m( _ _ )m