「聖域」 篠田節子 | 影丸のブログ

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ひさかたの
ひかりのどけき春の日に
しづ心なく花の散るらむ
 by 紀友則

関わった者たちを破滅へ導くという未完の原稿「聖域」。1人の文芸編集者が偶然見つけるが、得体の知れぬ魅力を秘めた世界へ引きずりこまれる。この小説を完成させようと、失踪した女流作家・水名川泉(みながわせん)の行方を捜し求めるその男は、「聖域」の舞台である東北へ辿りつく。山本賞・直木賞受賞作家の長編サスペンス。(裏表紙より)

聖域 (講談社文庫)/講談社
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物語の中にもう一つの小説が描かれていて、

この作品が何気で面白い♪

主人公の編集者ならずとも途中まで読んでしまえば、

続きが気になります。


未完の小説の女流作家を捜索するうちに

その作家の生い立ちや、

その作家と関わったもの達の人生や末路が明るみになり、

水名川泉という人物に興味深々になります。

この世とあの世、

生きる者と死せる者の境界を描いた描写に迫力があり、

読み応えがある一冊でした~(‐^▽^‐)


ただ最後のほうは、編集者が執拗にまとわりつくので、

ちょっと気の毒になりましたけど(^▽^;)