「秋の花」 北村 薫著 | 影丸のブログ

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ひさかたの
ひかりのどけき春の日に
しづ心なく花の散るらむ
 by 紀友則

絵に描いたような幼なじみの真理子と利恵を苛酷な運命が待ち受けていた。ひとりが召され、ひとりは抜け殻と化したように憔悴の度を加えていく。文化祭準備中の事故と処理された女子高生の墜落死―親友を喪った傷心の利恵を案じ、ふたりの先輩である『私』は事件の核心に迫ろうとするが、疑心暗鬼を生ずるばかり。考えあぐねて円紫さんに打ち明けた日、利恵がいなくなった…(裏表紙より)


秋の花 (創元推理文庫)/北村 薫
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主人公の『私』シリーズ第三弾です。

これまでは日常生活におけるささやかな事件を取り上げ、

ちょっとしたミステリ仕立ての内容の短編集でした。

今回は大事件!?です。

死者がでました~( ̄□ ̄;)

それにこの事件解決の長編となってます。


相変わらず『私』の日常生活が綴られています。

主人公だから当たり前かあせる

そして事件の断片が少しづつ集まっていきますが、

謎は深まるばかりです。

そして『私』の先輩、お友達でもある落語家の円紫さん。

正に真打ち登場と相成ります。


しかしこの円紫さんは凄すぎ~( ̄□ ̄;)!!

いとも簡単に事件のジグソーパズルを完成させてしまいます。

出来上がったパズルが示す事実は・・・


最後はとても切ない気持ちになりますね~

目頭が熱くなりました(_ _。)

でも、とても人の優しさを感じさせてくれるミステリです。


秋の花「秋海棠」は別名「断腸花」、

腸を絶つ苦しみ、断腸の思いの花だそうです(本文より)。