以前に「邪魔」を読んで以来、
気になる一冊をようやく読了しました(^-^)/
主役たる3人の人物
川谷信次郎:小さな鉄工所の経営者
下請けの下請けで無理な注文を抱え忙しい毎日を送る中、
近所の住民との間で騒音問題が勃発。
藤崎みどり:銀行員
会社で上司にセクハラを受けて思い悩み、
家庭では問題児である妹の事で思い悩む。
野村和也:無職
パチンコやカツアゲでのその日暮らし。
ある盗みの仕事でヤクザに追われる羽目になる。
そんな3人の視点で描かれ、
それぞれがどんどんと悪い方へ流されて行く。
なんの接点もなかった3人が遭遇した時、
最悪の扉が開かれてしまう。
この手法は「邪魔」とよく似ています。
人がパニ食った時、テン張った時などの
心理状態や行動の表現は上手いですね。
ちょっとした言動や何気ない行動に後悔したり、
誰もが想像しやすい描写は面白いです。
主人公のセリフに「いったいどこから後悔すればいいのか?」
ってありますが、
無駄なことと分かっていても、共感できる言葉ですね。
自分の人生でもそんな思いは多々ありました(^^ゞ
なかなか感慨深く面白い小説でした♪