「第三の時効」 横山秀夫著 | 影丸のブログ

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ひさかたの
ひかりのどけき春の日に
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 by 紀友則

殺人事件の時効成立目前。現場の刑事にも知らされず、巧妙に仕組まれていた「第三の時効」とはいったい何か!?刑事たちの生々しい葛藤と、逮捕への執念を鋭くえぐる表題作ほか、全六篇の連作短篇集。本格ミステリにして警察小説の最高峰との呼び声も高い本作を貫くのは、硬質なエレガンス。圧倒的な破壊力で。あぶり出されるのは、男たちの矜持だ―。大人気、F県警強行犯シリーズ第一弾!(裏表紙より)

これは面白いです♪

さすが横山さんは上手いですね(^O^)

どの短編も秀逸な作品だと思います。


各篇は捜査一課の1班、2班、3班が入れ替わりつつ主人公が変わりますが、

連作形式なので、違和感なくどれも楽しむことができます♪

どの班も個性豊かで優秀な班長、刑事たちに魅力があります。


殺人事件の犯人を追いつめかたは非常に迫力があり、

詰め切った最後にはなんか安堵を感じるオチもあったりして、

冷徹な刑事達ですが、時には人間臭い優しさが見えたりします。

硬派な刑事物語ですね~(^~^)


どれかひとつの班だけでも物語は成立しそうなものですが、

ここは贅沢に班と班の縄張り争いやら確執やらで、

警察内部のしがらみなども表現されているので、

現実はモチロンしりませんが、とてもリアリティがある話でした。

続きがあるなら間違いなく必ず読みたくなりますね(o^-')b