「パズル・パレス」 ダン・ブラウン著 | 影丸のブログ

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ひさかたの
ひかりのどけき春の日に
しづ心なく花の散るらむ
 by 紀友則

史上最大の諜報機関にして、暗号学の最高峰―との帯書きです。


米国の国家安全保障局(NSA)は

スーパーコンピュータ「トランスレータ」を使い、

地球上の通信をすべて監視し、

どんな暗号でも解読傍受しています。


エンセイ・タンカド(日本人の元NSA局員・・・どんな名前だよw)が、

解読不能な暗号「デジタルフォレスト」をプログラミングして、

トランスレータに攻撃を仕掛ける。

それは解読キーが欲しければ、

最高機密機関で盗み見をしている事実、

トランスレータを世間に公表しろいう脅迫。


NSAはその対応に巻き込まれるわけですが、

エンセイ・タンカドが突然亡くなってしまったので交渉は不可能。

デジタルフォレストの解読キーの残された手がかりを追う局員の孤軍奮闘。


一方NSA局内では、自力でデジタルフォレストの解読を試みるが、

名誉・欲望・陰謀が絡み合っての内紛勃発でさらに状態悪化。

果たしてこの危機を回避できるのか?

というのが大筋です。


これは、ダン・ブラウンのデビュー作で、

コンピュータの普及した情報化社会でいかにもありそうな

設定は実に興味深いです。


「ダ・ヴィンチ・コード」、「天使と悪魔」と同様の

スピード感、緊迫感もそれなりにあります。


ただ自分にはコンピュータの専門用語がちょっと馴染みませんでした。

詳しい人にはきっと十分楽しめるのでしょう。

自分も一応コンピュータに携わる人なんですが、面目ない・・・f^_^;


NSAの副長官の心理、思考、行動もどーなのかなあ?

自分としては共感できないし、ちょっと納得し難いです。


時間がない緊迫した状況下での、天才集団の推理は見事なのですが、

お見事すぎる推理は、

何か言葉遊びをしているような余裕すら感じてしまいます。

天才だからこそなのでしょうね(・_・;)


個人的には、上記記述の2作品が面白くてすごい満足してました。

その分期待が大きかったせいか、結果少し残念でしたね。

先入観がなければ、結構楽しい作品だったのかもと思います。


この手の作品で、笹本稜平「ビッグブラザーを撃て!」

一人の会社員が巨大組織の陰謀に立ち向かう!ソフト開発会社員・石黒悠太は、目の前で変死を遂げた友人から、1枚のディスクを託された。中には、スーパーコンピュータを駆使しても解読に50年はかかる、世界最強の暗号ソフトが。国際的謀略組織“ビッグブラザー”の魔手が、悠太と家族に迫る―。圧倒的なリアリティ!冒険小説界の大器、衝撃の処女長編・・・BOOKデータベースより


これもまあまあ面白かったです♪