今回はDIYの作業効率に直結する、ネジの形状についてちょっとマニアックな話をしたいと思います。
■ 日本ではプラスが当たり前、でも海外では…
日本のホームセンターに行けば、ネジといえばほぼプラスネジ一択ですよね。
でも実は、海外ではトルクスネジが主流になってきています。
ドイツ:ほぼ100%トルクスネジを使用。プラスネジはほとんど見かけません。
アメリカ:近年、急速にプラスからトルクスへ移行中。
プラスネジ

トルクスネジ

■ プラスネジの「あるある」な不満
DIYをやっていると、プラスネジに何度イライラさせられたことか……。
インパクトドライバーで締め付けるとき、ある程度強く押し付けないとビットが滑るんですよね。
そして一度滑ると、プラス穴がなめてしまう。これが本当に厄介です。
特にアングルアタッチメントを使って押さえにくい場所での作業は最悪で、ビットが滑りまくって泣きそうになることも……。
■ トルクスネジが優れている点
これに対してトルクスネジは、ほとんど押し付けなくてもビットがしっかり噛み合います。
インパクトドライバーがなくても、普通のドライバードリルで難なく締め付けられる
アングルアタッチメントでの作業でもビットが滑らない
穴をなめる心配がほぼない
ドイツでインパクトドライバーがほとんど使われていないのは、トルクスネジのおかげで必要ないからなんですね。納得です。
■ 問題は「日本で手に入りにくい」こと
トルクスネジの優秀さは分かった。でも日本ではまだほとんど普及していないのが現実です。
楽天でSPAXというブランドがトルクスネジを販売していますが、価格が割高で、気軽に大量使用する気にはなれませんでした。
■ TemuなどでリーズナブルなトルクスネジをGET!
ところが最近、状況が変わってきました。
Temuなどの中華系通販サイトで、リーズナブルな価格のトルクスネジが手に入るようになったんです!
プラスネジの作業でストレスを感じている方、ぜひ一度試してみてください。
使い勝手の良さに驚くと思いますよ。

■ 本田宗一郎の逸話と、日本の現状
ここで少し余談を。
バブル以降、日本では海外から学ぶという姿勢が薄れている気がしてなりません。
本田宗一郎が駆け出しの頃、ヨーロッパの工場を視察した際にプラスネジを発見し、こっそり持ち帰ってマイナスネジからプラスネジに切り替えたことで生産性が飛躍的に向上した——という有名な逸話があります。
あの時代の本田宗一郎が今の日本を見たら、「まだプラスのままか」と言いそうですね。残念ながら、そんな気がしています。
プラスネジで苦労している方、ぜひトルクスネジを試してみてください!
参考になれば嬉しいです。