夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~ -23ページ目

夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~

2012年2月末より西回りで世界一周の旅にでかけます。好奇心旺盛な30歳会計士の女一人旅。

前回の記事で宗教に触れましたが、イスラエルにはもうひとつ切り離せない問題があります。




パレスチナ問題。




初めて触れたのは世界史の授業でした。

歴史として勉強してしまうと、過去の出来事のことのように思ってしまうけど、

この問題は現在も続いています。




この問題って本当に複雑で、わたしにはとてもじゃないけどすんなり理解できるような話じゃない。



でもイスラエルに来たからには、きちんと考えなければいけない問題なんだろうな。







もともと、今のイスラエルがあるパレスチナ地方には、ユダヤ人が住んでいました。

ところが古代ローマ軍の侵略によって、この場所にいられなくなったユダヤ人。

世界各地に移り住むようになります。



バラバラになったユダヤ人は、世界各地で迫害され苦しい生活を送っていました。

この流れを受けて、もう一度パレスチナの地に戻ろうという動きがでてくるようになるのです。




ところが、オスマン帝国時代よりパレスチナに住んでいたのは、アラブ人(パレスチナ人)。



そこで第一次世界大戦前までは、ユダヤ人とパレスチナ人は共存するようになっていました。





この第一次世界大戦時、ドイツと全面的に戦っていたイギリスは不利な状況に追い込まれます。



そこでイギリスは、パレスチナ人に

「戦争に協力すればこの土地にパレスチナの国を作る」と約束します。

さらにイギリスは、ユダヤ人にも

「戦争に協力すればこの土地にユダヤ人の国家をつくる」と約束したのです。



「この土地」というのは、パレスチナ。

そう、なんという無責任な約束なんでしょう。

同じ土地に、二つの国家を作らせるなんて。


このことが発端となって、1948年にイスラエルが独立宣言をしたことをきっかけに、4回の中東戦争が勃発するのです。




そして現在では、イスラエルはユダヤ人の国。

例外的に、イスラエルの一部にパレスチナ自治区というパレスチナ人が自治する地域を認めたのです。







そのパレスチナ自治区のひとつ、ベツレヘムに行ってきました。




イエスの生誕の地として知られるベツレヘム。

生誕教会をはじめ、キリスト教徒にとっての聖地がいくつかある。

夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~




でも、ここで見たかったのは分離壁。

ベツレヘムの街は、イスラエルとパレスチナ自治区を隔てる分離壁があります。




そしてその壁には、世界の平和を願った訪問者たちの絵が描かれています。


夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~

こんな壁がずっと続く。



夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~
そう、こんな風に。




夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~
壁の向こう側にこうやって、飛びたいよね。





夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~



イスラエル側は、この壁はパレスチナ人の自爆テロを防ぎ、ユダヤ人を守るためだと主張しています。



でも実際は、パレスチナの街と街を分離壁で隔てることによって、パレスチナ人同士の交流を遮断し、

彼らの生活や文化・教育など、ずべてのものをめちゃくちゃにすることが目的らしいのです。






夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~

パレスチナ人女性闘士として名をはせた、ライラ・ハリドの壁画。



夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~
日本語のメッセージも。


夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~
パレスチナ独立のメッセージが込められた、フランス革命をオマージュした絵。





中でも、イギリス人画家のバンクシーの絵が有名なんだそう。

タクシーの運転手が、"バンクシー”と連呼して回ってくれましたので初めて知りました。



こちらが、彼の作品。


夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~


夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~

夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~


夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~


夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~


それぞれの絵をよく見ていると、彼のメッセージが伝わってくる。






日本という国は、みんな同じ人種で同じ言語を話す。

そんな環境に生まれ育ってきたわたしには、それが当たり前だった。



ところが海外を旅していると、いろんな人種が行き交い、いろんな言語が飛び交っている国を目撃することも多かった。

その中から生まれてくる軋轢。




平和ってなんだろう。

戦争ってなんだろう。

そんなことをひたすら自分に問いかける。




でもなかなか答えは見つからなくて、考えることをやめてしまう。






パレスチナ自治区に入る際には、チェックポイントというところを通る必要があります。

わたしたち外国人はパスポートをちらりと見せれば、簡単に行き来が自由です。




でも、パレスチナ人は一部を除いてここの出入りを許されていない。


夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~


こうやって閉じ込められているパレスチナ人の現状。

どう受け止めたらいいんだろう。







ただ、街並みはとってもきれいで。
夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~

これがパレスチナ自治区のひとつ、ベツレヘムなんです。





いつも読んでくれてありがとうございます。

世界一周ランキング に参加中。一日一回押してもらえると、ランキングがあがっていきます。

ワンクリックがブログを続ける励みになります。応援してください!!
↓   ↓   ↓   ↓
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

イスラエルの中心地・エルサレムはとても面白い。



ユダヤ教・キリスト教・イスラム教、3つの宗教の聖地なのだから。




ユダヤ教のシンボル、嘆きの壁。
夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~


キリスト教は、聖墳墓教会。

夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~



イスラム教は、岩のドーム。
夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~




宗教も様々。人種も様々。
道を歩いているだけで飽きない。
人間観察をするにはもってこいの場所だと思います。






ユダヤ人。

男性の正装は、黒服に白シャツ、そして黒の帽子。




そしてこのもみあげ!!

夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~


子供まで。

夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~




もみあげ選手権を勝手に行いました。



優勝者、拍手!!
夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~
長いっ!長いですっ!!







まず、ユダヤ人地区にある嘆きの壁に行きました。



ここは男性と女性でお祈りする場所が分かれています。
女性の方がスペースが圧倒的に小さい。
夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~

右の混んでる部分が女性。あとは男性。






みんな聖書を真剣に読み、時にはすすり泣きながらお祈りする。


夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~

夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~


夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~


この光景はほんとに衝撃的で。
この人たちの隣で何を祈ればいいのかわからなかったけど、ただひたすらこの空気を感じてた。





インドもエジプトもそうだったけど、人々の信仰心の深さには驚愕する。
宗教のない私には、かなり理解し難いことなのだけど。



そこまで人々のココロを揺り動かすものってなんだろう。






そして、ヴィア・ドロローサ。
キリストが十字架を背負い、処刑されるまでの道を歩く。
夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~


夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~


彼が何を思い、どのように歩いていったのかを感じる。



「エルサレムの娘たち、わたしのために泣くな。むしろ、自分と自分の子供たちのために泣け。」

この言葉が、心に残った。


あなた方が本当に嘆き悲しむのは自分自身の罪とそれがもたらす結果なのだ、というイエス様の教えです。






私自身は無宗教だけど、中高時代はキリスト教の学校に通っていました。
毎日礼拝があり、そこで聖書を読み讃美歌を歌ってた。



当時はやらされてる感が否めなかったけど、それでも牧師さんやクリスチャンの方の話にすごく引き込まれることも何度かあった。
その中で培われた感受性ってけっこう大きい気がして。




このとき、同級生はとにかくみんな個性的で。
もともと自由な校風で有名な学校なので、尚更そんな人たちが集まるのです。


まわりの人の強い個性に埋れながら、
”自分らしさってなんだろう、アイデンティティってなんだろう。”
そんな悩みを常に持ち続けていました。






でも結局宗教も一緒なんじゃないかって。



たとえばクリスチャンなら、生後間もなく洗礼を受けて、幼い時から両親と一緒に教会に行く。

食前は家族とともにお祈りを行い、就寝前には感謝の祈りをささげる。



そういった生活習慣の中で自然と習得したアイデンティティ。

人々の根底になるような基盤。

むしろこのアイデンティティの確立のために、宗教ってあるのかな。



宗教がなければ世の中平和なのにって思ったりするけど、それがないとそもそも世の中って成り立たないのかもしれない。





でもね、なんだかんだ言っても、私は宗教を語れるほど宗教を知らないなということに気がつくのです。

だから結局何言ってるか自分でもわからないし、エルサレムという場所を理解するのにはただ行っただけじゃダメなんだなって。



すべてはきっかけ。

そう、きっかけなんです。




陽気な兵役中の若者たち。
夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~



一緒に撮ってもらったよ。
夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~



イスラエル美女に囲まれウハウハの先生でした。

夢のスカイフィールド~世界一周空の旅~





いつも読んでくれてありがとうございます。

世界一周ランキング に参加中。一日一回押してもらえると、ランキングがあがっていきます。

ワンクリックがブログを続ける励みになります。応援してください!!
↓   ↓   ↓   ↓
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

イスラエルの出入国審査。



世界一厳しいことで有名です。




パスポートにイスラエルのスタンプが押されてしまうと、近隣のアラブ諸国

(イラク、レバノン、リビア、サウジアラビア、スーダン、シリア、イエメン、ソマリア、イラン等)

に入国できない恐れがあるとのこと。



イスラエルはアラブ諸国と仲が悪いんですねー。





そのため、出入国の際は「ノースタンプ」といって別紙に押してもらう必要があります。

ヨルダンから陸路での国境越えは、キングフセイン橋から入れば「ノースタンプ」が可能らしい。





私は別にどっちでもよかったんですけどね。

特に上記の国に行く予定はないし。



でもそのうち行くことになるかもしれないので、一応「ノースタンプ」を申請してみました。





まず、ヨルダン出国の際から始まります。



イスラエルの入国スタンプがなくても、ヨルダンのキングフセイン橋の出国スタンプがあると

イスラエルに入国したことがばれてしまいます。




そこで、ヨルダン出国時に一言「ノースタンプ、プリーズ」。



審査官、反応してるのかしてないのか。

よくわからないけど、スタンプガッシャーン!!



「え、ちょっとどこに押してるのよ!?」

と焦ると、ちゃんと別紙に押してくれてました。



余裕でセーフっ!!






そして、緊張するのはイスラエルの入国。

審査官はイスラエル兵の美人なお姉さんと聞いてます。



一緒にいた男性陣二人は一生懸命美人なお姉さんのところに並ぼうとしてたけど、結局お兄さんの列でした笑。




「(できるだけ明るく)ハロ~!!ノースタンプにしてちょうだい(にこっ)」

とお願いしたら、


「Why~?」と強く聞かれる。どうやらスマイルは通用しないらしい。



「いや、ちょっとイランとかに旅行に行きたいなぁと思って~。」


「いつ?」


「別に決まってないけど、そのうち行けたらいいかなと思っておりますです!!」


と、この圧迫感に焦って変な敬語になる私。





「イスラエルはどこに行く予定なんだ!?」


「嘆きの壁とか、岩のドームとか・・・(うーん英語でなんて言うんだろ)。とにかく、前の人と一緒です!」


「その人とはどういう関係!?」


「エジプトで会って一緒にここまで来ました」


「はぁ?エジプトで日本人に会って一緒に旅してるの!?ハッハ~!!」


と、なぜかウケたご様子。





すると、入国カードを渡された。


そこに名前とか住所とか記入する。


父親の名前も書く欄があったので、書いちゃったよっお父さんっ!!





すると、別紙にスタンプポン。



やったっ!無事イスラエル入国~!!




審査官の機嫌を損ねると、別室に連れて行かれ謎の放置プレーを4時間うける、

なんて話も聞いてたからホッとしました。





というわけで、ミッションクリアです。



さぁ、これからイスラエル観光が始まります。






いつも読んでくれてありがとうございます。

世界一周ランキング に参加中。一日一回押してもらえると、ランキングがあがっていきます。

ワンクリックがブログを続ける励みになります。応援してください!!
↓   ↓   ↓   ↓
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ