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skycafe canser station

2012年冬に甲状腺がんと判明された道産子女子のゆるめな記録。
2014年夏から「絶対に勝たなきゃいけない戦い」に入ります。

仕事などをしていて、「この人、受け取るの下手やな-」って思うことがあります。
かつての私もそうでしたので。
自分のことより人のことが最優先(多分、親の教育もあったんでしょうけど)
目立ってはいけない、という考え。
謙遜というのが当たり前のようになっていました。

で、そういう人と話をしていると必ずといっていいほど「ごめんなさい」「すみません」が冒頭か末尾にについてるよなあって感じます。
例えば、何かしてもらった時は「ありがとう」でいいのに、「すみません」っていっちゃうとか。
間違えたり、注意されたら「ごめんなさい、次から気をつけます」でいいのに「すみません、ほんとうにすみません」などいっちゃう。
それが1回ぐらいならいいんですが、あまりにも連発されるとイラッとしちゃいます。

この人、すごく卑屈な人なんだろうなあーって。

怒ったり、「それどうかなあ」と伝えるのもいいかもしれないけど、私の場合はあえていいません。その人がどういうふうに生きてきたり、どうしてそういう風に言うのか、私にとって必要のない理由だったりするので。
だから、別の角度で見て「この人はなんかあってそういうようになったんだろうなあ」って思うようにしています。

ちなみに私の場合、今まで受け取れなかったのは『調子に乗ると痛い目にあう』と思っていたり、『あれもこれもお願いすると自分で頑張れなくなるから』とも思っていたのが理由でした。
頑張れない自分がいちばんみっともないし、嫌なんでしょうねえ。
おかげさまで何とか、なんですが。

とにかく。
何かしてもらったら「ありがとうございます」ぐらいは最低限でも伝えようかと。
「助かりました」といわれたら「よかったです」ぐらい返してみようかと。
卑屈な人より、前向きにやっていく人がいるだけでもぜんぜん違うよねーって思っていたりします。







黒木奈々さん、ってNHKの「国際報道2014」(NHK BS1)のメインキャスターです。
しかし抜擢された直後の2014年9月に胃がんだったことを公表し、療養しています。
正月に1日限定で復帰しましたが、最終的な復帰をこの春からの予定です。


彼女は1982年生まれの32歳。その若さで、ということが話題でした。
しかし、「がんになる」というのは年令なんて関係ありません。
だからこそ、こういう形での本を出すというのは若い世代にも読んでもらえたらと思うのです。


この本は私のがんとの闘いを書いたものです。この闘いを通して、何を選択して、どのように自分らしく生きていくのかという、大切なことに気付くことができたと思います。この時間は私にとって必要な時間だったのかもしれません。『今この瞬間』というのは皆さんにとっても本当に大切な時間です。この本を読むことで、そのことを想い直すきっかけになるといいなと思います。
――文藝春秋『本の話WEB』黒木奈々さんのコメントより(web



未来のことは未来の私にまかせよう 31歳で胃がんになったニュースキャスター

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家族が、本人がヤマイ持ちだと自立するタイミングを逸してしまう。
仕事も、自分の心よりも「家族がどうなのか」と。

仮に私が実家を出る事になった場合、父に関しては母ひとりになってしまう。
妹くんもとうの昔に家を出ているので、そうなる事態に対して罪悪感を抱いていた。


でも、それってただのエゴじゃないかって。


私が勝手に罪悪感をいだき。
勝手に設定、前提で思い込ませ。
「かわいそう」とみていた。

これって完全にエゴじゃないかって。
だから罪悪感から手放すということにした。

エゴで死ぬわけがない。
思い込みで余計傷つけてしまう。


それなら手放したほうがラクじゃないの?と。




皮膚科の受診日。


今の皮膚科のドクターも、耳鼻咽喉科のドクターも大好きだし信頼出来るから話も出来る。
新しいドクターと信頼関係をつくるのが時間かかるから壊したくない気持ち。



これ、私が医者にかかるときに感じること。
毎年、この時期になると異動でいなくなっちゃうから。

幸い、今お世話になってるドクターは残留が確定していた。

いくら電子カルテシステムが充実しているとはいえ。
医者も人間であって、話をするところから始まる。
私の場合、それがものすごく時間がかかり、信頼関係を築くのにものすごく時間がかかる。

だから、紹介状を出すとか。
転院とか。
ものすごく苦手。

このドクターがいい、なんて言えないじゃない。


それに最初から話すというのがものすごく面倒くさい。
何回喋ったらいいの?
どうしたらいいの?
これなんですよね、きっと。

めんどくさい前提。