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skycafe canser station

2012年冬に甲状腺がんと判明された道産子女子のゆるめな記録。
2014年夏から「絶対に勝たなきゃいけない戦い」に入ります。

2回めのカンファレンスの時、医師の説明の後に認定看護師のMさんを紹介されました。
彼女は認定看護師で、普段はどの病棟にも、外来にもいないとのこと。
つまり、専属というかたちになる。

認定看護師というのはwikiによるとこういう風に説明されています。
認定看護師(CN:Certified Nurse)とは、日本看護協会の認定看護師認定審査に合格し、ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有することを認められた者をいい、水準の高い看護実践を通して看護師に対する指導・相談活動を行う者をいう。

認定看護師を目指す条件としては、まず、日本国の保健師、助産師及び看護師のいずれかの免許を有しており、実務経験5年以上(うち3年以上は認定看護分野の経験)が必要である。それらを満たした上で認定看護師教育機関(2007年7月現在23施設)にて認定看護分野に応じた認定看護師教育課程(6ヶ月・600時間以上)を修了し、認定審査(筆記試験)に合格すると、認定看護師認定証が交付され、認定看護師として登録される。
引用 - Wikipedia
特定看護分野での専門看護師だと。そして、Mさんは緩和ケアやがんに関した分野を専門としているので、この先も関わっていくことになりました。

そして、緩和ケアというのが新しい言葉として入ってきたのですが…状態がよろしくない時に出てくるものというイメージが強かったりします(いわゆる『ホスピス』という終末医療のイメージ)しかし、これから長丁場になるので、そこで沸き起こることに対してのフォローということで出てきます。このフォローは患者だけではなく、その家族にもしていくようになっています(家族は第2の患者という話もありますし)

今までのがん医療の考え方では、「がんを治す」ということに関心が向けられ、医療機関でも患者さんの「つらさ」に対して十分な対応ができていませんでした。しかし、最近では、患者さんがどのように生活していくのかという「療養生活の質」も「がんを治す」ことと同じように大切と考えられるようになってきています。
患者さんを「がんの患者さん」と病気の側からとらえるのではなく、「その人らしさ」を大切にし、身体的・精神的・社会的・スピリチュアル(霊的)な苦痛について、つらさを和らげる医療やケアを積極的に行い、患者さんと家族の社会生活を含めて支える「緩和ケア」の考え方を早い時期から取り入れていくことで、がんの患者さんと家族の療養生活の質をよりよいものにしていくことができます
(中略)
緩和ケアは、がんの治療中かどうかや、入院・外来、在宅療養などの場を問わず、いずれの状況でも受けることができるようになってきています。
引用 - がん情報サービス『がんの療養と緩和ケア』より

近年、QOL(Quality Of Life)という言葉が身近になりつつありますが、それをよりいっそう身近なものにしていこうということでなっているのかもしれません。

「何かご不安なことなどあればいつでも言ってくださいね」
Mさんはそう言いました。

認定看護師という言葉と、緩和ケア。
メディアなどで聞いた言葉がこんなに身近になるとは思えなかった。

 ホスピスという希望: 緩和ケアでがんと共に生きる (新潮文庫)


 
緩和ケア増刊とても大切な人が がんになったときに開く本2014年06月号 (知っていますか?子.../青海社

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カンファレンスという形で、医師から話を2回受けました。

1回めは7月の手術後。先に病理医に提出していた部分について、「速報」という形で話がありました。→参照
その時に、今後の治療について丁寧に説明をしてくれました。
治療方法について。
メリットとデメリット。
治療スケジュール。
今後について。


そして2回めは入院した初日。
前回の話と重複した部分もありましたが、さらなる丁寧な説明も。
病名の「悪性リンパ腫ホジキンリンパ腫」のステージについて、そして治療方法。
そのメリットとデメリット。
使う抗がん剤のこと。
治療スケジュール。

いつもにまして、丁寧に説明してくれました。
そして2回めのカンファレンスの時は医師だけではなく、認定看護師もついていました。

これから始まるのをリアルに感じました。
まさに「絶対に勝たなきゃいけない戦い」のはじまりです。


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7月1日から10日間ほど父が入院しました。
以前から調子がよくなくて、病巣を調べてみましょうということで耳鼻科にお世話になってました。
疑惑となっていた病名の段階では血液内科なのですが、部位の関係上耳鼻科での扱いになっていました。

病巣を取って病理医に見てもらってからの結果が「速報」という扱いで出たのが7月8日、そして今後についての話もありました(詳細はこちら

そして、退院してからは自宅で静養、そして次の治療に向けての準備期間にあたっていました。
まず、抗がん剤を使うのでその用意として、ポート埋め込み手術を行いました。そもそもポート埋め込みを行う理由として次のとおりだといわれています。
1)大きなセプタム部分に簡単に刺すことができるので1回で確実に針を刺すことができる。
2)患者さんの体格にもよりますが、外見上、埋め込んだ部分はそれほど目立たず、生活にほとんど支障はない
3)ある程度の自由がきく。
しかし、父の場合は腫瘍の部位の関係上、鼠径部あたりに通しています。これは極めてレアらしく、外科医でも実績数が少ないタイプだそうです。それ故にアフターケアがかなり求められているようでした。
何せ異物が中にある状態ですのでしんどいと感じるのは当然のことです。「痛い」「つっぱる」など感じたらいうようにしていました。

あとは髄液をとったり、先に手術として受けた部分の経過治療だったりして、合間を縫って行っていました。

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父の、7月の入院があっという間に終わって。
しばらくしてからの、抗がん剤の治療のためによる入院が今日からになりました。

病室は9階にあり、見晴らしははるかによく、天気が良ければ遠くの建物まで見えました。
そもそもこの病院を選んだというのは、連携スタイルがきちんと出来ていること。「丸投げ」を一切せず、きちんとフォローしてくれることでした。
前回の入院の時に、医師が「全力で治す」といってくれたことが「信頼してみよう」ということにつながったわけだし、「任せられる」と思ったから。
これは家族の総意であり、もちろん患者である父の希望もあります。


これから、「絶対に勝たなきゃいけない戦い」が始まろうとしています。


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カテゴリー「ヤマイ」関連についてまとめています。
※不定期更新の予定です。

判明前

判明後・術前 2013/2/19まで

術後 2013/2/19~12/31

1年後 2014/1/1以降



【関連】
カテゴリーごとにわけてます。
ヤマイあれこれ 

ヤマイとオシゴト

「入院」まとめ関連

「ヤマイ持ちの日常ライフ」まとめ関連


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