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skycafe canser station

2012年冬に甲状腺がんと判明された道産子女子のゆるめな記録。
2014年夏から「絶対に勝たなきゃいけない戦い」に入ります。

春先から父親が体調悪いということが続いていました。
何軒か病院を尋ねたのですが、違和感だらけでした。
インターネットで「これかな?」と疑惑を抱えながら、ある病院に行きました。
血液内科と耳鼻咽喉科のW受診です。

もしや、ということもあって7月2日に頸部リンパ節生検を受けました(前日入院)
※頸部リンパ節生検:悪性リンパ腫や頚部リンパ節転移の診断目的で行います。摘出したリンパ節の病理検査(顕微鏡で組織診断を行う)で、診断を行う(WEB


そして、7月8日に血液内科の医師より病理検査の速報、という形で言われました。
悪性リンパ腫のホジキンリンパ腫である、と。


医師は非ホジキンリンパ腫とくらべて治療法は確立しているということ、絶対治しますという言葉を言いました。
患者から見たら、安心できる言葉です。
だから、この医師に父をお願いしようと決めました。もちろん患者である父も同じです。

緊急を要するということもあり、連休明けから治療に入ります。
それに向けて、いくらか書いていこうと思っています。


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手術の跡が1年以上経ったにもかかわらず回復が遅いということで、去年の夏から皮膚科にもお世話になっています。
途中で担当医が変わったりしていますが、ほぼ3ヶ月に1度の割合で通院しています。


状況ですが、今のところまあまあです。
でも、医者が「継続的に薬を塗ってねー」というのでそれをまじめにこなすしかないみたいです。


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今までは自分が羅患していたこともあって、その視点で書いていました。
しかし、今度からは新しい視点から書くことになります。

ただ言えるのは、かわってあげたくなる。
どうしてそういうふうにしたのかって。

無理やり『しっかり』し続けるつもりです。
『頑張れ』とか『可哀想』とかそういう言葉はかけないでください。
家族で看病をするのが長期化すると、お互いにストレスとなってしまうことがあります。
特に正解の出てこないヤマイとの戦いなので、心理的にもしんどくなってしまうのです。
それ故に、「家族は『第二の患者』である」という意見もあるほどなのです。→参照:家族は「第二の患者」(がんを学ぶより)

主にこの3つが心理的なストレスだといいます(前述のサイトの引用より)

「がん」と告げられたときの衝撃
自分の大切な家族が「がん」だと知ったとき、心には強い葛藤があらわれます。そして時間が経過し、最初のショックがおさまると、次にやってくるのは現実的な問題です。勤め先にはどのように伝えるか、治療費はどこから捻出すれば良いのか、どうやってサポート体制を作っていくのか……それらに対処しているうちに、自分の内に起こっている精神的負担は後回しとなり、気付けば大きなストレスとなって家族の心を苦しめることになるのです。

生活スタイルの変化によるストレス
がんの治療が進んでいくと、家族の生活スタイルは多少なりとも変化します。これまで患者さんが担ってきた役割を、家族で手分けして引き受けなければならないという負担は、じつは家族にとって大きな問題となることが多いのです。この役割分担がうまくいかないと、家庭内に不満や怒りがたまり、常に緊張状態が続くことになってしまいます。

不確定な将来に対する不安や恐怖、無力感
検査の結果が良かったり、治療の効果を得られたときは、これらの感情から解放されて、一時的に幸せな気持ちで満たされますが、またしばらくすると再燃する感情であるため、慢性的なストレスとなって家族の心に影響を及ぼします。
また、家族であるからこそ、「自分は何もしてあげられない」と強い無力感を抱くものです。治療については医師にゆだねるしか方法がなく、患者さんに替わって痛みを引き受けることもできない家族は、ことあるごとに無力感と自責の念にさいなまれます。結果が悪いと、誰かのせいにして当たったりしてしまいます。



これはだれにでも起きるというてもおかしくないと思います。
それ故に、一旦休むことが必要ではないでしょうか。

これまでは患者である家族に対して優先的に力を注いでいたかと思います。
しかし、それにも限界があります。
だからこそ自分自身について最優先に向き合うことが大事なのです。


魔法の質問の提唱者であるマツダミヒロさんの言葉を借りると、シャンパンタワーの法則というものがそれだと思います。
よく見かけるシャンパンタワーの一番上からシャンパンを注ぐと下まで行き渡ります。しかし、別の場所(2段目、一番下など)から注ぐと他のところが空っぽの状態になります。
そこで、このシャンパンタワーの一番上を自分だと設定し、次の段を家族、その次の段は友人や仕事仲間、次の段をお客様などに見立てていくと…一番上に当たる自分のところをいっぱいに満たしてあげないとよそに行き渡らなくなり、循環しなくなるのです。


だから、自分のところを最優先に満たすことが家族にも行き渡り、そして気持よく接することができると思います。
特に家族の誰かがヤマイ持ちだと、どうしても自分のことを後回しになってしまいます。それで自分のことを好きなことで満たしていくことが求められます。
「満たすものが出てこない」というのなら、「これを見たら心が落ち着くんだよね」というのをいくつか作っておくといいと思います。
家族の誰かがにこにこしていると、その人から愛が生まれます。
優しさも生まれます。

だからこそ、自分自身を満たすことが大事だと思います。

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医者から「がんであること」を告げられて、まっさきに出てくるのが将来のこと。
特に仕事をしている人だと考えてしまうと思います。

仕事をやめて治療に専念するか。
仕事が大事だから、治療はなんとか支障きたさないようにすべきか。
先延ばしするか。
会社に言うとやめさせられるのではないか…etc

これ、一概にいえないのです。
社会復帰ができる、というのは最終的なゴールなのです。
そのゴールを敢えて設定するために、どうすべきか考えることが最優先だと思います。

確かに、がん治療と仕事の両立というのは思った以上に厳しいといいます。
私自身はそれで退職を余儀なくされてます。
しかし、医者の判断によっては「一時的に休んで、また仕事をするということもできる」ということもあります。
だから、完全に辞める必要はないと思っています。
同時に、働き方を見直すということも必要だと思っています。

例えば、勤務時間で残業時間数を増やさないとか。
できない部分を誰かにお願いするとか。
有給などを上手に活用するとか。
お互いにより良い関係づくりをしていくことが、見直す事に結びつくのではないかと思っています。
「あの人は休んでばかりいる」「仕事が機能しない」
そういう意見もあるかもしれませんが、マニュアル等作成して誰がやっても引き継げるようにしていくことも大事だと思います。

とにかく、100か0かで判断する必要はありません。
自分の体を治すことが何よりの「生きる」エネルギーになると思いますし、その中でやれることをやっていくことが大事じゃないかと思っています。



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