抗がん剤を使うということは、副作用もあるということ。
その1つとして生殖器の問題。
近年は若い人でも婦人科系などのがんを抱えている人が多いから、抗がん剤を使うということになったら「妊娠の可能性が低くなるのできちんと家庭内で話してほしい」といわれるそうな。
幸い、うちの父親の場合は年令が年令故に(先日、古希の祝いをしました)
そんな時に、こんな記事を読みました。
「浦安市が卵子凍結保存計画 自治体で初」NHKニュース2015/2/5付
女性の晩婚化が進むなか、千葉県浦安市は将来の妊娠と出産に備えて、20歳から35歳ごろまでの女性の卵子を凍結保存しておく取り組みを、順天堂大学病院と共同で行う計画を明らかにしました。
市が少子化対策として、凍結保存にかかる費用や技術者の人件費の一部を補助するということで、専門の学会によりますと、全国初の取り組みだということです。
千葉県浦安市によりますと、対象となるのは市内に住む20歳から35歳ごろまでの女性で、順天堂大学医学部附属浦安病院で卵子を取り出し、凍結保存できるようにする計画です。
凍結保存にかかる費用や、卵子を専門に扱う技術者の人件費の一部を市が補助し、住民の女性は費用の3割程度の負担で、利用できるようにするということです。
女性の卵子は年齢とともに質が低下し、妊娠の可能性が低くなることが知られていて、晩婚化が進むなか、浦安市は少子化対策の一環として、希望する住民の女性に利用してもらえればと話しています。
また、今回の計画では、がんの抗がん剤治療などで精子や卵子が影響を受け、将来、子どもを持てなくなるおそれがある人も対象にするということで、議会で予算案が可決されれば、ことし4月にも取り組みを始めたいとしています。
計画を明らかにした浦安市の松崎秀樹市長は「理想はやはり、出産適齢期に産める社会を作っていくことだが、そうした環境が整うまでの間、大学と行政がタイアップして女性の妊娠と出産をサポートしていきたい」と話しています。
全国の生殖医療に携わる医師らでつくる日本生殖医学会によりますと、自治体がこうした卵子の凍結保存に取り組むのは全国で初めてだということです。
卵子の凍結保存はきいてはいたけど、不妊治療だけではなくがんなどで子どもが欲しくても子宮などの機能がない人に向けても対象になるらしい。
そういえば、先日読んだ記事で若い女性タレントさんが子宮頸がんを克服した、という話があったけど克服した代わりに、子宮の機能を失ったというてたような。
その前にも、若い時のがん治療の影響で子どもが産めなくなるからという理由で卵子の凍結保存した人が、何十年かの時を超えて子どもを産んだという話もあったっけ。
医療が進歩する中、「何かを得るために何かを諦める」ようなことをするのではなく「あれもこれもできる」というような選択肢が増えたら、がん治療するにあたって前向きにできるんじゃないかなって思ったのはいうまでもなく。
病院単位ではなく、自治体が関与しているということだったので、それが増えるといいよなとということで。