27分後に着陸の同一航空便も着氷と、民家への旅客機墜落
ニューヨーク州西部のバファロー市郊外のクラレンスセンターで12日夜起きた米大手のコンチネンタル航空傘下の地域航空、コルガンエア旅客機による民家への墜落で、事故発生から約27分後に、同航空の同型機が同一路線で、機体に着氷を生じさせながら目的地のバファロー空港へ無事に着陸していたことが16日分かった。
事故原因を解明する米運輸安全委員会(NTSB)当局者が述べた。事故機はカナダのボンバルディア社製の双発プロペラ機、DHC8―Q400型機で、ニュージャージー州ニューアークからバファローへ向かっていた。
これによると、27分後に到着した便の操縦士は一定程度の着氷を報告していた。墜落機の操縦士は事故発生直前、操縦室窓と翼に相当な程度の着氷が生じていることに言及。NTSBはこの着氷と事故原因の関連性に重大な関心を寄せている。翼への着氷は量により、空気の流れを変えさせ、機体制御に影響を及ぼす恐れがある。
事故機の操縦士が着氷に気付いていた事実は、墜落現場から回収した操縦室の音声記録装置、飛行記録装置の初期分析で判明した。また、飛行記録装置の解読で、事故機の着氷防止装置は離陸後、起動していたことが分かったが、正常に機能していたのかは不明。
同装置の破片も事故現場から回収しており、不具合がなかったのかなども調べる。NTSBは、事故発生時、バファロー空港周辺空域を飛行していた航空機にも着氷の事実がなかったのかを問い合わせている。
飛行記録装置の分析では、事故機が墜落する前の5秒間、高度を一気に240メートルも失っていたことが分かった。
事故では、乗客乗員49人と墜落の直撃を受けた民家内にいた住人1人の計50人が死亡した。