TLC、機長の指導熱中に注意 全日空の操縦室分析で指摘 | 航空業界ブログ

TLC、機長の指導熱中に注意 全日空の操縦室分析で指摘

航空機の操縦室内で交わされるパイロット同士の言葉のやりとりや、チームワーク状況などを分析した米国の調査会社「TLC」が「副操縦士に操縦を任せた際、機長が指導に熱中しすぎて計器チェックがおろそかになる傾向がある」と調査を依頼した全日空に指摘していたことが1日、分かった。

 全日空によると、ほかにも「悪天候での着陸時は所定の手順が遅れがち」「航空管制官が早口で無線指示を一部聞き逃している」などの指摘があった。機長のミスに副操縦士が気付いたにもかかわらず、機長がベテランだったため遠慮して言い出せなかった事例もあったという。

 指摘を受け、全日空は運航マニュアルを改定。反省点ばかりが話題になりがちな着陸後のミーティングでは、よかった判断も積極的に取り上げるよう慣習を変えつつあるという。

 全日空は2006年、運航中に起こるヒューマンエラーの傾向を分析する米国のプログラム「LOSA」を国内航空会社で初めて導入。考案したTLC社に分析とアドバイスを依頼している。



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