バードストライク
航路上を飛ぶ鳥が飛行機に衝突する「バードストライク」が原因とみられる米国・USエアウェイズ機の不時着事故を受け、県は、佐賀空港(佐賀市川副町)で夜間のバードストライク対策を強化する方針を固めた。県佐賀空港事務所によると、同空港の2007年のバードストライクの発生は、離着陸1万回に換算すると58・07件で全国最多。

有明海沿岸に位置する同空港では、シギやツバメなどの小さな鳥が衝突することが多い。鳥が嫌う電子音の発生機やLPガスによる爆音機を使い、数分間隔で音を鳴らしたり、飛行機の離着陸前に滑走路を車で走ったりして鳥を追い払っている。
猟友会「佐賀野生鳥獣管理協会」に委託し、散弾銃による威嚇射撃なども行っているが、それでも08年は44件のバードストライクが発生。うち26件(約60%)は日没から日の出までの間に起きており、猟友会の業務時間外だった。
現在は、この時間帯に滑走路上などに鳥がいる場合は、同事務所の職員が車のクラクションを鳴らすなどして追い払っているが、県は来年度から、空港の警備会社に委託して離着陸前に必ず巡回することを検討している。
「避けられない部分も多く、事故をゼロにすることはできない」(同事務所)が、県空港・交通課は「より安全で安定的な運航につながるのでは」と期待を寄せている。
