中国航空業界メディア、JAL西松遥社長を大絶賛 | 航空業界ブログ

中国航空業界メディア、JAL西松遥社長を大絶賛

中国の航空業界専門ウェブサイトの「民航資源網」はこのほど、日本航空の西松遥社長兼CEOを高く評価する解説記事を掲載した。

  記事は、西松氏が社長に就任した2006年当時、会社は安全問題、財務、幹部の内紛など困難な時期を迎えていたと紹介し、「日本航空のような伝統を重んじる会社で、改革を実施することは、勇気が必要だ」と論評した。

  日航改革で、同記事がまず注目したのは西松社長の「量より質」の方針。収益性の乏しい定期路線は廃止し、ニーズに応じてチャーター便を運航する方式に転換したと伝えた。

  一方で、ジャンボ機B747の保有数が世界最多だった日航は、客席数は少ないが採算性がよい新鋭機のB767、B777などに全面転換。世界最大の旅客機A380の購入も予定しておらず、「大量輸送」から「世界情勢の変化に対して臨機応変な輸送力」を持つ航空会社に変身を遂げた。

  日本航空の信用を大きく損ねた06年連続トラブルに対して、西松社長は「主に人的原因」と位置づけ、企業内の意思疎通のパイプの強化や、管理者と現場職員の距離を縮めるよう努力。現在の数値からみるかぎり、安全確保にとって有効だったという。

  同記事は「日本航空は現在も改革の努力の途上」とした上で、西松社長の「まだ課題は多いが、すでに多くの改革を実施した。変化することで、日本航空は、もっと強い会社になるだろう」との言葉を引用した。

  中国では、燃料代の高騰や値引き競争の激化などで、航空会社は厳しい経営を強いられている。05年には初の純民営会社として鳴り物入りでスタートしたOK航空も、08年12月15日には運航停止。そのまま廃業する可能性が高いとされている。

  日本航空・西松社長の紹介記事は、中国の航空会社関係者に、大胆な改革の断行を呼びかける意図があるとみられる。