11月1日(月)
仕事をきっちり定時に終わって
向かった先は名古屋のTokuzo(得三)
お目当ては…

「栗コーダーカルテット」
もう存在は随分前から知っていると思う。
たぶん、すでにもう2年ほど前から月刊笛仙人はチェックしているし
(注:メールマガジン「月刊笛仙人」のこと)
「だいたいもう5年以上前からピタゴラスイッチ観ている訳で…」
そうだよね…結婚前から録画して観てたぐらい好きだものね。
あのリコーダーの音色が清々しい
「ピタゴラスイッチのテーマ」は何より好きだし…
さらに「ピタゴラ装置41番の歌」なんてソラで歌えるし
(はいそこ、自慢しない…ギリギリアラサーの人…笑)
なのに…なのに…
「なぜ今まで行かなかったのか」
うーむ。それを言われると難しいのだけど…
「ただ、タイミングが合わなかったのです」
だいたい、名古屋のライブは平日が多いので…
繁忙期などでは、編集業務をマシンのようにこなす私は
残業必須なのでまず無理。
そして上手く土日にライブだったとしても…
「あ、この日…友人の結婚式だ」とか「ボランティアの日だ」などなど
ことごとくふられ続けて…
で、今回…ようやく…
「出掛けられることに」
だいぶ仕事も落ち着いてきてほぼ定時で仕事を終わる日が
増えてきたのと、今月は私の所属しているところでは
「有給休暇取得月間(と、上司が勝手に命名…笑)」
ということで、祝日目前にもかからわず…
「11月2日(火)が有給休暇が取れまして…」
これで心置きなく夜のライブに行けるぞと…
しかし…1つ心配だったのが…
「Tokuzoさん、お初なんですよね…私」
いやもう、学生時代は特定のアーティストのライブなどは
何度か出掛けたりしていましたけど…
「だいたい指定席タイプのホール系がほとんどで」
唯一ライブハウスで経験があるとすれば…
「東京スカパラダイスオーケストラの名古屋のダイヤモンドホール」
ぐらいだよなぁ…
なんだか栗コーダーもTokuzoさんもお初というこの状況。
さらに…今回は…私ひとりで出掛けるという…
「き、緊張する…(あなたが緊張してどうするよ?…笑)」
ま、そんなこんなで…
仕事も定時で終わったのでその足で駆けつけたら…
開場前に到着したので比較的前の方にある椅子に着席できまして…
(その椅子がまた…小中学校にありそうな4つ足の椅子…笑)
でも…
「ひとり」
周りの方々は2、3人…大所帯の方なら6、7人でお集りで…
「ぽつんと一人で座る私」
いや…基本、1人でも大丈夫な人なんですけど…
(1人でよく夕食とか食べる時もあるしさ…残業daysの時なんて)
「初めてのところだと勝手分からないし…
前にいるお客さん2人、会社の愚痴etcと暗くて怖い話ばかりして
聞いているこっちがブルーになるし(爆笑)」
なんかね…独特だな…こういうの。
他のお客さんも夕食タイムなのでいろいろと飲食注文しているし。
(注:Tokuzoは基本的には居酒屋なのでね…メニューはなかなかの品揃えでした)
この日の開演予定は19時30分だったのだけど…
「まだ…みたいね?」
結局、8時前頃だったかな…スタートしたのは…
ええ登場したのは…
「栗コーダーカルテットの4人さん」
そして始まるのは…温かみのあるリコーダーをはじめとする音色の調べ。
前半は季節を追うように次から次へと曲が展開していきます。
お恥ずかしながら、私はベスト盤しか持っていないのだけど…
「初めて聴く曲もいい曲ばかりで…」
「夏から秋へ渡る橋」はベスト盤にも収録されているので
私も心の中でスウィングしながらやわらかな音に耳を傾けてました。
そして次に流れてきたのは…
「落穂拾い」という曲。
これが本当に秋色に染まった野山が浮かぶような…素敵な曲で
思わずジーン。
そんな中、メンバーからは
『11月ですし…クリスマスソングにはまだ早いですが…
そろそろ、そんな雰囲気の漂う曲ならばよろしいのではないかと』
と、MCで前置きされて演奏されたのが…
「The Holly And Ivy(柊と蔦)」
リコーダーのやわらかい音のハーモニーが美しかったせいか…
パイプオルガンの音色が響く大聖堂がぼんやりとそこに見えた気もします。
もう1曲…残念ながらタイトル忘れてしまったのですが…
ようやく積もった雪の野原を
ソリで元気よく遊びまわる子ども達が思い浮かぶような…
そんな雰囲気の曲もあり。
あとは…「泣くなよスノーマン」という曲もあったような…
これは栗コーダーカルテットの曲。
春を待ち遠しく思いつつも、冬ならではの楽しさ
(雪遊びだったり、ストーブを囲む温かい雰囲気とか…)
とお別れしなくてはならないもどかしい思い。
そんな心が行き来する曲にも思えて…しんみりしたりして。
さて、ライブ初体験の私…そう、もちろん彼らのMCも初体験。
なんとも独特な…緩やかな語りと流れ。
例えば…ギターを弾いていた近藤さんが途中で起立して弾くので…
演奏終了後…
『いきなりね…流れに逆らって立って近藤くんが、
ギター演奏するから…びっくりしちゃったよ…』と栗原さんが言えば
『…あの…この……椅子が(座るところを手にして)安定が…ねぇ』と
座るところがグラグラする背もたれのない椅子に手を触れて
ギターも担当されている近藤さんがつぶやくように自己主張。
(イメージとしては…よく理科室などにあるようなシンプルな椅子)
お客さんからはクスクスと小さな笑い声が…
『でもさ…近藤くん立って演奏すると…
雰囲気が、エルビス・プレスリーみたいだよね』
と、口々に言うメンバーに…
『これ?』と右手をあげて、左手でエルビスの衣装で特徴的な
フリンジを表現する近藤さんに大爆笑のみんな。
そんな中、発売中の栗コーダーカルテットのアルバムの話になり
川口さん(お髭が特徴的な…ある意味、笛仙人みたいな雰囲気のお方)は、MC中に…
『たくさんアルバムがあるので皆さん、どれをお買い上げして良いか
分からないというお声をよく耳にするので…
あの…ライブ終了後、販売ブースのあたりで飲んでますので…
声かけてください。あなたにぴったりのアルバムをお選びします』
と、お話してくださり、お客さんからも笑い声が…
そして来年1月下旬にも再び…今度は名古屋市中村区にある小劇場での
コンサートが決まっている栗コーダーさん達は…
『12月にはクリスマスライブを恒例にしているんですが…
名古屋からだと…浜松が近いですよね』
なんでも川口さんのご実家が浜松だそうで…
そこから昔の思い出話が…
何年か前のクリスマスのシーズンの際に
名古屋でクリスマスライブを行った栗コーダーさん達。
今回と同じTokuzoでライブを終えた後、
翌日東京というスケジュールが入っていたため
急いでタクシーで名古屋駅へ移動…
のはずが…
実はこの時、栄付近でイルミネーションのイベントが行われていたそうで
繁華街周辺は大渋滞に…
栗原さんと関島さんの乗ったタクシーはなんとか渋滞をくぐり抜け
名古屋駅に到着したものの…
「川口さんと、近藤さん…渋滞にはまる」
という訳で新幹線には乗り遅れて…
「在来線で川口さんのご実家のある浜松へ移動し、1泊コースに…」
そんな思い出を回想しながら…すかさず近藤さんが…
『普通のお家だった…』という発言に
皆、大爆笑。
その発言を補足するかのように近藤さんが
『いや…あの…川口さんのお金の使い方が、思い切りが良い時が
多々あるので…一部の人達の中で「川口さんボンボン説」がありまして…』
というので、さらに会場は大爆笑。
そんなMCを交えながら…休憩…そして後半に…
昨年、アカデミー賞を受賞した「つみきのいえ」
この曲を担当しているのも実は栗コーダーさん達。
『元々、アニメーションでは権威のあるフランスのフェスティバルでも
賞をもらったりして…それでも凄かったんだけど…
やはり、アカデミー賞ほど一般には知名度がないこともあり
あまり話題にならなくて…』と話が広がり…
『それがね…アカデミー賞受賞して…いい作品に本当に陽が当たって…
本当に良かったですよね。それからももう各アニメーションフェスティバルで
賞を総ナメにしているんでね…つみきのいえは…
そういう意味では…関わった僕たちとしては本当に嬉しいですよね』
という話題も…そしてそこから話が派生し…栗原さんが音楽を担当した
平川哲生さんのアニメ『川の光』
なんと、この日…第27回シカゴ国際子ども映像祭のアニメ部門で、
子ども審査と大人審査ともに大賞をいただいたという一報が
彼らのもとにも届いたそうで…自然とその話題にとつながります。
しかし…
『「子ども賞」と「大人賞」という2つに分かれたその映像祭のシステムに
一部のお客さんからは、小さな笑いが生まれる』
そこで関島さんが、解説を…
『この映像祭は、観客のうち大人と子どもが別々に投票するんですよね。
で、このどちらも大賞っていうのは…
幅広い年齢層から評価されたということで大変凄いことなんですよね』
これには聞いていたお客さん達も「おぉーっ」と皆さん納得の声。
関島さんはそのチューバなどの楽器と共に存在する
真摯な佇まいからしても…なんとなく雰囲気で感じたんですけど…
「しっかり者の長男さんのような役割を担っているような…」
例えば、クリスマスのライブなどの予定も
他のメンバーが日時などの告知について
『あれ?…えっと…土曜日で…』とあやしくなると…
関島さんが
『12月11日(土)は大阪・綿業会館で…
その翌日の12月12日(日)は塩屋・旧グッゲンハイム邸で…』
と、しっかりと告知。
そんな和やかなMCを織り交ぜつつ…
「つみきのいえ」
とはいえ、この日一番嬉しかったのは…なんといっても
「ピタゴラスイッチのテーマ」
それも…
「小組曲で」
小組曲というのは、「ピタゴラスイッチ」内で登場する場面ごとに
並んだ組曲でして…ええ、今、私がピアノ教室で練習している曲なんです。
「ピタゴラスイッチのテーマ」から始まり…
スーが登場したり、テレビのジョンが登場したりと…
場面を全て網羅した組曲なんですよね。
そんな組曲…
「栗原さんは目をキョロキョロさせながら…
川口さんは飄々と…
近藤さんは目を閉じながら
そして関島さんは遠くを眺めるように…
それぞれのメンバーが思い思いのスタイルで演奏」
そんな音楽を楽しく、そして朗らかに奏でる素敵なメロディーに
まるでゆりかごのように包み込まれるこの一瞬に素直に
「ありがたいなぁ」と思って…大好きな曲を演奏してもらえる幸せ…
こんな間近で観ることもできて…本当に感動のひとときでした。
そういえば…MCでピタゴラがらみの話が…
ツアー中、在来線で移動する時があったそうで
普通に立ち乗りで荷物(主に楽器)を荷物棚に置いて
乗車したそうです。
その際に…席についてたお客さんの携帯の着信音が
「ピタゴラスイッチのテーマだったそうで」
で、川口さんが
『僕らがその曲演奏しているんです!』と思わず声をあげたくなったとか
そして
『いつかはこう…「ピタゴラおじさん現わる」とか?』とおっしゃるので
会場内は大爆笑。
そして…栗コーダーカルテットの名をさらに有名にしたのはコレではないでしょうか。
(以前、めざましテレビの金曜恒例のコーナー「まるゼの花道」で取り上げられたような)
「帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)」
全然怖くないダース・ベイダーが思い浮かぶ。
そしてさらにとどめは…
「ハイウェイ・スター」
安全運転な高速の星ですね(爆笑)
MCの際
『そうそう…この曲が収録されているウクレレ栗コーダー内の
Queenの「Bohemian Rhapsody」をあるラジオ番組で
本家のQueenの「Bohemian Rhapsody」と交互に、あるDJさんが、かけてくれた』
という話があり…
(すいません、そのラジオの番組名とDJさんのお名前をド忘れしました…爆)
『あれは嬉しかったよね…僕ら、本家のQueenと寸分違わず
きっちりあれはテンポを合わせたんだよね』と嬉しそうに語るメンバーさん達。
なんでも…アルバムにはボーカル無しなのに
「Bohemian Rhapsody」の歌詞カードはあるそうで(笑)
『あれはカラオケとしても使えますね』という話をして
お客さんからは笑いが…
さらに…
『あの、ターンテーブルなどの機材をお持ちの方で…
クロスフェーダーある方、ぜひ2曲で…AとB、切り替えてください
(クロスフェーダー…一つの音の音量を下げていきながら
同時に別の音の音量を上げてゆく事で滑らかに音を入れ替える
クロスフェードができる機能のこと…という説明でいいですかね?
詳しい方、フォローお願いします…苦笑)
うちのダンナが持っているVestaxのアレでもできるだろうかと…
想像したら、じわじわまた笑いがこみあげてしまいました。
あと、覚えているところで…
「Up On A Moon Hill~桂林を下って月の丘に昇る~」
なども演奏されていました。初めて聴いた曲でしたけど…心に染みました。
あと…「うれしい知らせ」という曲が演奏されたのですが…
なんか、この曲はとても楽しかった。
そして個人的に…今だ試験の結果待ちの私としては…
何だか激励にも似た歌にも思えて…余計に印象に残った曲でした。
最後にはアンコールもあり…
あっという間の3時間でした。
そして終演後…
川口さんが予告通り…
出入り口のドア付近にもうけられた販売ブースで接客…
私は「落穂拾い」がとても気に入ったので
川口さんにお伺いしたら…
『ええっと…落穂拾いはですね…』と探してくださったのですが…
ちょうど近くに裏方担当のスタッフの方がいらっしゃって
(いつもブログを更新している栗スタッフさんかしら?)
『「笛社会」というアルバムに収録されているんですけど…
あいにく在庫がない状態で…すみません。
あのカバンのシルエットのようなデザインのジャケットなんですけど』
と、申し訳ないお顔をされたので
「いえいえ…ありがとうございます。
いつもブログ拝見しているので…左側のメニューにアップされている
あの緑色のジャケットですよね?」とお返事したら…
スタッフさんも笑顔(笑)
で、図々しくも…お願いしてしまいました…メンバーの方に…
「サイン」
サインしていただいている間にメンバーの方々と
少しお話させてもらいましたが…本当に、お人柄が出るなぁと。
流れで最初は川口さんにサインをお願いしたのですが…
いつもCDやテレビを通して音だけだったのが
今回はいろいろな楽器と共に演奏が聴けたことが嬉しかったことを
お話したら…
『そうですか。そうですか…良かった。楽しんでいただけて』と
サインをしながら、飄々とお話してくださって…
栗原さんとお話した際は…
私がピタゴラスイッチや0655、2355を欠かさず観ていることをお話したら
『もう…佐藤さん(注:佐藤雅彦さん)には可愛がっていただいてまして…』と
笑顔でお話していただき…
我が妹の甥っ子が「ピタゴラスイッチのうた」の「おてつだいロボ」を
いたく気に入り、車中でかけると一緒に歌っているお話をしたところ
『わぁーっ、嬉しいなぁー』とさらに目を細めて、満面の笑みで
返してくださいました。
そして近藤さんは…
ここ最近、私の中でのおやすみソングとなっている
「2355」で放送されていた「眠れねこねこ」のお話をさせてもらったら…
『ありがとうございます。もうノドの調子が悪いのがね…残念なんですけどね』と
寂しそうにお話されていて…
(ブログでもそのことに触れていたので私も気になっていたのです)
この日のライブの時もその話題に触れられてお客さんに「治癒法」を
募集していたのは近藤さん…
でも、ギターの演奏もしかり、とても良いライブだったのと
「眠れねこねこ」は私の中のおやすみソングですみたいなお話をしたら
嬉しそうにサインをしてくださったのが…私も嬉しかったですわ。
最後にしっかり者のイメージの関島さん。
最初にスコアをお出ししたら…『お!』という表情をされて
ペラペラと全ページをめくり
『たしか正誤表がHPにアップされていましたけど…ご存知ですか?』と
心配そうな表情でおっしゃられたので
「はい、今日はなくさないよう自宅に置いてありまして…
今日はこちらだけ持参しまして…ちゃんと正誤表は保存してあります」
とお伝えしたら…
ほっとした表情をされて、関島さんらしいなぁと思いつつ
最後にサインをいただきました。
なんか…本当に癒されたライブでした。
そしてなんとなく…お客さんと対話しながら
ライブが進んでいるような気もして…
たぶん絶妙なあのMCの間合いなどもあるんでしょうが…
初のライブ体験…思い切って出掛けてみて良かったです。
素敵なひとときでした。

※とはいえ…今回は本当に曲にうっとりしすぎていたのと(笑)
そもそも演奏の順番すらもあやしい…
もし、一緒の場所にいらっしゃった方がいれば
お気軽にコメント残してください。よろしくお願いします。
仕事をきっちり定時に終わって
向かった先は名古屋のTokuzo(得三)
お目当ては…

「栗コーダーカルテット」
もう存在は随分前から知っていると思う。
たぶん、すでにもう2年ほど前から月刊笛仙人はチェックしているし
(注:メールマガジン「月刊笛仙人」のこと)
「だいたいもう5年以上前からピタゴラスイッチ観ている訳で…」
そうだよね…結婚前から録画して観てたぐらい好きだものね。
あのリコーダーの音色が清々しい
「ピタゴラスイッチのテーマ」は何より好きだし…
さらに「ピタゴラ装置41番の歌」なんてソラで歌えるし
(はいそこ、自慢しない…ギリギリアラサーの人…笑)
なのに…なのに…
「なぜ今まで行かなかったのか」
うーむ。それを言われると難しいのだけど…
「ただ、タイミングが合わなかったのです」
だいたい、名古屋のライブは平日が多いので…
繁忙期などでは、編集業務をマシンのようにこなす私は
残業必須なのでまず無理。
そして上手く土日にライブだったとしても…
「あ、この日…友人の結婚式だ」とか「ボランティアの日だ」などなど
ことごとくふられ続けて…
で、今回…ようやく…
「出掛けられることに」
だいぶ仕事も落ち着いてきてほぼ定時で仕事を終わる日が
増えてきたのと、今月は私の所属しているところでは
「有給休暇取得月間(と、上司が勝手に命名…笑)」
ということで、祝日目前にもかからわず…
「11月2日(火)が有給休暇が取れまして…」
これで心置きなく夜のライブに行けるぞと…
しかし…1つ心配だったのが…
「Tokuzoさん、お初なんですよね…私」
いやもう、学生時代は特定のアーティストのライブなどは
何度か出掛けたりしていましたけど…
「だいたい指定席タイプのホール系がほとんどで」
唯一ライブハウスで経験があるとすれば…
「東京スカパラダイスオーケストラの名古屋のダイヤモンドホール」
ぐらいだよなぁ…
なんだか栗コーダーもTokuzoさんもお初というこの状況。
さらに…今回は…私ひとりで出掛けるという…
「き、緊張する…(あなたが緊張してどうするよ?…笑)」
ま、そんなこんなで…
仕事も定時で終わったのでその足で駆けつけたら…
開場前に到着したので比較的前の方にある椅子に着席できまして…
(その椅子がまた…小中学校にありそうな4つ足の椅子…笑)
でも…
「ひとり」
周りの方々は2、3人…大所帯の方なら6、7人でお集りで…
「ぽつんと一人で座る私」
いや…基本、1人でも大丈夫な人なんですけど…
(1人でよく夕食とか食べる時もあるしさ…残業daysの時なんて)
「初めてのところだと勝手分からないし…
前にいるお客さん2人、会社の愚痴etcと暗くて怖い話ばかりして
聞いているこっちがブルーになるし(爆笑)」
なんかね…独特だな…こういうの。
他のお客さんも夕食タイムなのでいろいろと飲食注文しているし。
(注:Tokuzoは基本的には居酒屋なのでね…メニューはなかなかの品揃えでした)
この日の開演予定は19時30分だったのだけど…
「まだ…みたいね?」
結局、8時前頃だったかな…スタートしたのは…
ええ登場したのは…
「栗コーダーカルテットの4人さん」
そして始まるのは…温かみのあるリコーダーをはじめとする音色の調べ。
前半は季節を追うように次から次へと曲が展開していきます。
お恥ずかしながら、私はベスト盤しか持っていないのだけど…
「初めて聴く曲もいい曲ばかりで…」
「夏から秋へ渡る橋」はベスト盤にも収録されているので
私も心の中でスウィングしながらやわらかな音に耳を傾けてました。
そして次に流れてきたのは…
「落穂拾い」という曲。
これが本当に秋色に染まった野山が浮かぶような…素敵な曲で
思わずジーン。
そんな中、メンバーからは
『11月ですし…クリスマスソングにはまだ早いですが…
そろそろ、そんな雰囲気の漂う曲ならばよろしいのではないかと』
と、MCで前置きされて演奏されたのが…
「The Holly And Ivy(柊と蔦)」
リコーダーのやわらかい音のハーモニーが美しかったせいか…
パイプオルガンの音色が響く大聖堂がぼんやりとそこに見えた気もします。
もう1曲…残念ながらタイトル忘れてしまったのですが…
ようやく積もった雪の野原を
ソリで元気よく遊びまわる子ども達が思い浮かぶような…
そんな雰囲気の曲もあり。
あとは…「泣くなよスノーマン」という曲もあったような…
これは栗コーダーカルテットの曲。
春を待ち遠しく思いつつも、冬ならではの楽しさ
(雪遊びだったり、ストーブを囲む温かい雰囲気とか…)
とお別れしなくてはならないもどかしい思い。
そんな心が行き来する曲にも思えて…しんみりしたりして。
さて、ライブ初体験の私…そう、もちろん彼らのMCも初体験。
なんとも独特な…緩やかな語りと流れ。
例えば…ギターを弾いていた近藤さんが途中で起立して弾くので…
演奏終了後…
『いきなりね…流れに逆らって立って近藤くんが、
ギター演奏するから…びっくりしちゃったよ…』と栗原さんが言えば
『…あの…この……椅子が(座るところを手にして)安定が…ねぇ』と
座るところがグラグラする背もたれのない椅子に手を触れて
ギターも担当されている近藤さんがつぶやくように自己主張。
(イメージとしては…よく理科室などにあるようなシンプルな椅子)
お客さんからはクスクスと小さな笑い声が…
『でもさ…近藤くん立って演奏すると…
雰囲気が、エルビス・プレスリーみたいだよね』
と、口々に言うメンバーに…
『これ?』と右手をあげて、左手でエルビスの衣装で特徴的な
フリンジを表現する近藤さんに大爆笑のみんな。
そんな中、発売中の栗コーダーカルテットのアルバムの話になり
川口さん(お髭が特徴的な…ある意味、笛仙人みたいな雰囲気のお方)は、MC中に…
『たくさんアルバムがあるので皆さん、どれをお買い上げして良いか
分からないというお声をよく耳にするので…
あの…ライブ終了後、販売ブースのあたりで飲んでますので…
声かけてください。あなたにぴったりのアルバムをお選びします』
と、お話してくださり、お客さんからも笑い声が…
そして来年1月下旬にも再び…今度は名古屋市中村区にある小劇場での
コンサートが決まっている栗コーダーさん達は…
『12月にはクリスマスライブを恒例にしているんですが…
名古屋からだと…浜松が近いですよね』
なんでも川口さんのご実家が浜松だそうで…
そこから昔の思い出話が…
何年か前のクリスマスのシーズンの際に
名古屋でクリスマスライブを行った栗コーダーさん達。
今回と同じTokuzoでライブを終えた後、
翌日東京というスケジュールが入っていたため
急いでタクシーで名古屋駅へ移動…
のはずが…
実はこの時、栄付近でイルミネーションのイベントが行われていたそうで
繁華街周辺は大渋滞に…
栗原さんと関島さんの乗ったタクシーはなんとか渋滞をくぐり抜け
名古屋駅に到着したものの…
「川口さんと、近藤さん…渋滞にはまる」
という訳で新幹線には乗り遅れて…
「在来線で川口さんのご実家のある浜松へ移動し、1泊コースに…」
そんな思い出を回想しながら…すかさず近藤さんが…
『普通のお家だった…』という発言に
皆、大爆笑。
その発言を補足するかのように近藤さんが
『いや…あの…川口さんのお金の使い方が、思い切りが良い時が
多々あるので…一部の人達の中で「川口さんボンボン説」がありまして…』
というので、さらに会場は大爆笑。
そんなMCを交えながら…休憩…そして後半に…
昨年、アカデミー賞を受賞した「つみきのいえ」
この曲を担当しているのも実は栗コーダーさん達。
『元々、アニメーションでは権威のあるフランスのフェスティバルでも
賞をもらったりして…それでも凄かったんだけど…
やはり、アカデミー賞ほど一般には知名度がないこともあり
あまり話題にならなくて…』と話が広がり…
『それがね…アカデミー賞受賞して…いい作品に本当に陽が当たって…
本当に良かったですよね。それからももう各アニメーションフェスティバルで
賞を総ナメにしているんでね…つみきのいえは…
そういう意味では…関わった僕たちとしては本当に嬉しいですよね』
という話題も…そしてそこから話が派生し…栗原さんが音楽を担当した
平川哲生さんのアニメ『川の光』
なんと、この日…第27回シカゴ国際子ども映像祭のアニメ部門で、
子ども審査と大人審査ともに大賞をいただいたという一報が
彼らのもとにも届いたそうで…自然とその話題にとつながります。
しかし…
『「子ども賞」と「大人賞」という2つに分かれたその映像祭のシステムに
一部のお客さんからは、小さな笑いが生まれる』
そこで関島さんが、解説を…
『この映像祭は、観客のうち大人と子どもが別々に投票するんですよね。
で、このどちらも大賞っていうのは…
幅広い年齢層から評価されたということで大変凄いことなんですよね』
これには聞いていたお客さん達も「おぉーっ」と皆さん納得の声。
関島さんはそのチューバなどの楽器と共に存在する
真摯な佇まいからしても…なんとなく雰囲気で感じたんですけど…
「しっかり者の長男さんのような役割を担っているような…」
例えば、クリスマスのライブなどの予定も
他のメンバーが日時などの告知について
『あれ?…えっと…土曜日で…』とあやしくなると…
関島さんが
『12月11日(土)は大阪・綿業会館で…
その翌日の12月12日(日)は塩屋・旧グッゲンハイム邸で…』
と、しっかりと告知。
そんな和やかなMCを織り交ぜつつ…
「つみきのいえ」
とはいえ、この日一番嬉しかったのは…なんといっても
「ピタゴラスイッチのテーマ」
それも…
「小組曲で」
小組曲というのは、「ピタゴラスイッチ」内で登場する場面ごとに
並んだ組曲でして…ええ、今、私がピアノ教室で練習している曲なんです。
「ピタゴラスイッチのテーマ」から始まり…
スーが登場したり、テレビのジョンが登場したりと…
場面を全て網羅した組曲なんですよね。
そんな組曲…
「栗原さんは目をキョロキョロさせながら…
川口さんは飄々と…
近藤さんは目を閉じながら
そして関島さんは遠くを眺めるように…
それぞれのメンバーが思い思いのスタイルで演奏」
そんな音楽を楽しく、そして朗らかに奏でる素敵なメロディーに
まるでゆりかごのように包み込まれるこの一瞬に素直に
「ありがたいなぁ」と思って…大好きな曲を演奏してもらえる幸せ…
こんな間近で観ることもできて…本当に感動のひとときでした。
そういえば…MCでピタゴラがらみの話が…
ツアー中、在来線で移動する時があったそうで
普通に立ち乗りで荷物(主に楽器)を荷物棚に置いて
乗車したそうです。
その際に…席についてたお客さんの携帯の着信音が
「ピタゴラスイッチのテーマだったそうで」
で、川口さんが
『僕らがその曲演奏しているんです!』と思わず声をあげたくなったとか
そして
『いつかはこう…「ピタゴラおじさん現わる」とか?』とおっしゃるので
会場内は大爆笑。
そして…栗コーダーカルテットの名をさらに有名にしたのはコレではないでしょうか。
(以前、めざましテレビの金曜恒例のコーナー「まるゼの花道」で取り上げられたような)
「帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)」
全然怖くないダース・ベイダーが思い浮かぶ。
そしてさらにとどめは…
「ハイウェイ・スター」
安全運転な高速の星ですね(爆笑)
MCの際
『そうそう…この曲が収録されているウクレレ栗コーダー内の
Queenの「Bohemian Rhapsody」をあるラジオ番組で
本家のQueenの「Bohemian Rhapsody」と交互に、あるDJさんが、かけてくれた』
という話があり…
(すいません、そのラジオの番組名とDJさんのお名前をド忘れしました…爆)
『あれは嬉しかったよね…僕ら、本家のQueenと寸分違わず
きっちりあれはテンポを合わせたんだよね』と嬉しそうに語るメンバーさん達。
なんでも…アルバムにはボーカル無しなのに
「Bohemian Rhapsody」の歌詞カードはあるそうで(笑)
『あれはカラオケとしても使えますね』という話をして
お客さんからは笑いが…
さらに…
『あの、ターンテーブルなどの機材をお持ちの方で…
クロスフェーダーある方、ぜひ2曲で…AとB、切り替えてください
(クロスフェーダー…一つの音の音量を下げていきながら
同時に別の音の音量を上げてゆく事で滑らかに音を入れ替える
クロスフェードができる機能のこと…という説明でいいですかね?
詳しい方、フォローお願いします…苦笑)
うちのダンナが持っているVestaxのアレでもできるだろうかと…
想像したら、じわじわまた笑いがこみあげてしまいました。
あと、覚えているところで…
「Up On A Moon Hill~桂林を下って月の丘に昇る~」
なども演奏されていました。初めて聴いた曲でしたけど…心に染みました。
あと…「うれしい知らせ」という曲が演奏されたのですが…
なんか、この曲はとても楽しかった。
そして個人的に…今だ試験の結果待ちの私としては…
何だか激励にも似た歌にも思えて…余計に印象に残った曲でした。
最後にはアンコールもあり…
あっという間の3時間でした。
そして終演後…
川口さんが予告通り…
出入り口のドア付近にもうけられた販売ブースで接客…
私は「落穂拾い」がとても気に入ったので
川口さんにお伺いしたら…
『ええっと…落穂拾いはですね…』と探してくださったのですが…
ちょうど近くに裏方担当のスタッフの方がいらっしゃって
(いつもブログを更新している栗スタッフさんかしら?)
『「笛社会」というアルバムに収録されているんですけど…
あいにく在庫がない状態で…すみません。
あのカバンのシルエットのようなデザインのジャケットなんですけど』
と、申し訳ないお顔をされたので
「いえいえ…ありがとうございます。
いつもブログ拝見しているので…左側のメニューにアップされている
あの緑色のジャケットですよね?」とお返事したら…
スタッフさんも笑顔(笑)
で、図々しくも…お願いしてしまいました…メンバーの方に…
「サイン」
サインしていただいている間にメンバーの方々と
少しお話させてもらいましたが…本当に、お人柄が出るなぁと。
流れで最初は川口さんにサインをお願いしたのですが…
いつもCDやテレビを通して音だけだったのが
今回はいろいろな楽器と共に演奏が聴けたことが嬉しかったことを
お話したら…
『そうですか。そうですか…良かった。楽しんでいただけて』と
サインをしながら、飄々とお話してくださって…
栗原さんとお話した際は…
私がピタゴラスイッチや0655、2355を欠かさず観ていることをお話したら
『もう…佐藤さん(注:佐藤雅彦さん)には可愛がっていただいてまして…』と
笑顔でお話していただき…
我が妹の甥っ子が「ピタゴラスイッチのうた」の「おてつだいロボ」を
いたく気に入り、車中でかけると一緒に歌っているお話をしたところ
『わぁーっ、嬉しいなぁー』とさらに目を細めて、満面の笑みで
返してくださいました。
そして近藤さんは…
ここ最近、私の中でのおやすみソングとなっている
「2355」で放送されていた「眠れねこねこ」のお話をさせてもらったら…
『ありがとうございます。もうノドの調子が悪いのがね…残念なんですけどね』と
寂しそうにお話されていて…
(ブログでもそのことに触れていたので私も気になっていたのです)
この日のライブの時もその話題に触れられてお客さんに「治癒法」を
募集していたのは近藤さん…
でも、ギターの演奏もしかり、とても良いライブだったのと
「眠れねこねこ」は私の中のおやすみソングですみたいなお話をしたら
嬉しそうにサインをしてくださったのが…私も嬉しかったですわ。
最後にしっかり者のイメージの関島さん。
最初にスコアをお出ししたら…『お!』という表情をされて
ペラペラと全ページをめくり
『たしか正誤表がHPにアップされていましたけど…ご存知ですか?』と
心配そうな表情でおっしゃられたので
「はい、今日はなくさないよう自宅に置いてありまして…
今日はこちらだけ持参しまして…ちゃんと正誤表は保存してあります」
とお伝えしたら…
ほっとした表情をされて、関島さんらしいなぁと思いつつ
最後にサインをいただきました。
なんか…本当に癒されたライブでした。
そしてなんとなく…お客さんと対話しながら
ライブが進んでいるような気もして…
たぶん絶妙なあのMCの間合いなどもあるんでしょうが…
初のライブ体験…思い切って出掛けてみて良かったです。
素敵なひとときでした。

※とはいえ…今回は本当に曲にうっとりしすぎていたのと(笑)
そもそも演奏の順番すらもあやしい…
もし、一緒の場所にいらっしゃった方がいれば
お気軽にコメント残してください。よろしくお願いします。