ドイツで行われたテクノDJイベント「Love Parade」において、会場入口のトンネル付近に押し寄せた観客たちの一部が将棋倒しになって、死傷者が多数出たと報じられています。
今回のイベントには140万人以上が参加していたそうです。
テクノ・ミュージックは1980年代から発展して、現在に至っていますが、機械的な電子音の単調な繰り返しが多くて、静かに聴いていると、音楽というよりも電気信号のように聞こえることさえあります。
それでも、一旦踊りだして、ハイな気分になると、一晩中でも踊り続けられるものらしいです。
まあ、いうなれば、これは野外ディスコのようなものなのでしょう。
死者が多数出ている一方で、イベントそのものは中断されることなく、会場内で最後まで踊り続ける人が大勢いたそうです。
結果としてこのイベントは、むしろ「Death Parade」と呼ぶのがふさわしい状況になってしまいました。
ここで、タイトルの「Love」という言葉の使用についてですが、機械に制御された電子音楽のイベントに、どちらかというとこれは、ふさわしくないのではないでしょうか。
愛とはもともと、人の心に精神的に内在するものであり、その裏づけを得て表現されることによって、外側へと伝えることが出来るものだからです。
テクノのような音楽は、そのような内面の表現として奏でられるものではない、と私は感じています。
いわば、踊ることによって自己陶酔へと強力に埋没させるために、人の外部で機械的に構成されて、単なる刺激として送り込まれる、電子音の集合体に過ぎないと思うのです。
ところで、そのような自己陶酔に埋没するための音楽が、最近では、サイバードラッグとして、若者に流行しつつあるといわれています。
ヘッドホンとiPodさえあれば、いつでも、禁止薬物を使用することと同様に、ハイな気分が得られるといわれている、このような音楽は、究極のテクノ・ミュージックといえるかもしれません。
私も少し聴いてみましたが、単に電子音が合成されたようなサウンドで、エネルギーの流れのようなものは感じられますが、とても音楽としては聞くことはできませんでした。
まだ音楽経験の少ない、若い世代だからこそ、強力に作用するのでしょう。
幼少時からゲーム機の電子音に親しんでいる世代ならではの、共通感覚というものがあるのかもしれません。
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